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麗澤大学がエバーグリーン・グループ総裁張榮發氏に名誉博士号を授与――経営理念と実践的手腕、世界的な社会貢献活動が評価

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麗澤大学(千葉県柏市)はこのたび、エバーグリーン・グループ総裁の張榮發氏に日本の大学として初めての名誉博士号(経営学)を授与した。同大の名誉博士は、第1号を孔子第77代裔孫の孔徳成氏に、第2号を世界の難民支援に従事した犬養道子氏にそれぞれ授与しており、今回の張榮發氏が第3号。6月25日には台北で授与式を開催した。

 張榮發氏は1968年にエバーグリーン社(長栄海運公司)を設立。その後わずか17年の間に同社を世界一のコンテナ船隊を擁するまでに急成長させた。さらに1991年にはエバー航空を設立、エバーグリーン・グループを陸・海・空運輸を総括する世界的な企業に育て上げた。

 また、同氏は世界各地に重大な災害が発生した際にはいち早くグループを総動員し、国際緊急救助隊や緊急救援物資を被災地に輸送している。特に2011年の東日本大震災ではグループ傘下の海運や航空会社に指示を出し、毛布など緊急救援品のほか、各国政府、国際救援組織の要員や物資を被災地まで無料で搬送。さらに個人名義で十億円相当もの義捐金を拠出した。

 こうした企業経営および世界的な社会貢献活動が評価され、現在までに15の勲章を受章。日本でも2012年に旭日重光章を受章している。また、世界各国の大学から名誉博士の称号を受けているが、日本の大学としては麗澤大学が初となった。

 同氏が設立した財団法人張榮發基金会は、麗澤大学の関連法人である公益財団法人モラロジー研究所と同じく道徳教育を推進することを責務としている。2012年10月に行われた麗澤大学学長の中山理氏と財団法人張榮發基金会総執行長の鍾徳美氏の対談の様子を掲載した月刊誌『れいろう』(公益財団法人モラロジー研究所発行)1月号がエバー航空の台北・日本間の全機に機内誌として設置された。これが月刊誌『道徳』(張榮發基金会発行)2013年3月号で紹介され、台湾で大きな反響を呼んだ。

 このたびの授与式は張榮發氏の体調がすぐれず、鍾徳美氏の代理出席という形で行われたが、授与式後には、世界3大テノール歌手との共演実績もある長榮交響楽団による祝賀コンサート「幸福道徳演奏会」が開催されるなど、参加した日台両関係者によって盛大に祝われた。

◆張榮發先生 麗澤大学名誉博士号授与式
【開催日】6月25日
【場 所】財団法人張榮發基金会ビル(台北)
【式次第】
 1.開会の辞
 2.張榮發氏の業績紹介映像上映
 3.祝辞(学校法人廣池学園理事長・公益財団法人モラロジー研究所理事長 廣池幹堂)
 4.趣旨説明(麗澤大学学長 中山理)
 5.名誉博士記授与・記念品贈呈
 6.謝辞
 7.閉会の辞

(参考)麗澤大学HP
 http://www.reitaku-u.ac.jp/topics/t-sonohoka/20130628.html

▼本件に関する問い合わせ先
 麗澤大学 企画広報室
 〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1
 TEL: 04-7173-3030
 FAX: 04-7173-3585