ものつくり大学

「世のため人のためのものづくり」──ものつくり大学の学生が「振り込め詐欺被害防止装置」を開発し、埼玉県警より感謝状

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ものつくり大学の学生4人が、振り込め詐欺被害防止のための装置を開発し、11月6日に埼玉県警より感謝状を受けた。安価で汎用性のある装置は、近年、社会でも問題となっている振り込め詐欺の被害防止の一助となると、話題を呼んでいる。

 2001年、埼玉県行田市に開学したものつくり大学では、高度な技能と技術とを融合した実践的な教育・研究を行うことで、豊かな社会性と創造性、さらに倫理性を身に付けた技術者の育成に力を注いでいる。

 2008年11月6日には、同大の学生4人が、「振り込め詐欺の被害を防止する装置」を開発した功績により埼玉県警から感謝状を受けた。
 この装置は、ATMの近くで携帯電話を使うと、その電波を感知して携帯電話を切るよう注意を喚起する仕組み。材料費は3,000~4,000円と極めて安価であり、汎用性もある。そのため、近年、社会問題となっている振り込め詐欺の被害防止の一助となると期待されている。

 感謝状を受けた学生の一人は、「うれしいです。携帯電話の電波だけを感知するよう、アンテナ部分を調整するのに苦労しましたが、今後も世の中の役に立つものづくりに貢献していきたい」と語っている。

 同大が開学して8年が経つ。その間、常に世に役立つものづくりを実践し、確実に成果を出し続けてきた。この度、同大生が社会から評価されたのは、同大の推進する“ものづくり”の理念が世に浸透しつつあることの表れと言えるだろう。

▼本件に関する問い合わせ先
 ものつくり大学 学務部
 埼玉県行田市前谷333番地
 TEL: 048-564-3200
 FAX: 048-564-3201
 E-Mail: kubota◎iot.ac.jp
 (「◎」は「@」を示します)
 http://www.iot.ac.jp/