ものつくり大学

授業で学生が校舎間を結ぶ「第3連絡橋」を建設中――ものつくり大学

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ものつくり大学建設技能工芸学科3年生の授業では、校舎間を結ぶ「第3連絡橋」を建設中だ。これは毎年3年生が取り組む授業で、これまで2つの連絡橋と池を横断する浮橋を完成させており、今回で4つ目の実用橋の建設となる。実物大の建築物を教材とする本格的な実習は、他に類を見ない特色ある授業であり、大きな学習成果を生んでいる。

 ものつくり大学(埼玉県行田市)では、実験・実習に力を入れた“実践的体験型カリキュラム”を展開している。中でも、建設技能工芸学科3年生に配当される構造物の実習では、実際に橋を建設しており、これまでにも製造棟と建設棟を結ぶ「連絡橋」(鉄筋コンクリート製の第1連絡橋、GFRP製の第2連絡橋)と、調整池を横断する全長30mにおよぶ「浮橋」を完成させてきた。
 
 今年は、製造棟と建設棟を結ぶ「第3連絡橋」を建設している。第3連絡橋の特徴は、コンクリートパーツに分かれており、パーツごとに解体することができる。そのため、建設後のメンテナンスに利点があり、移設も容易だ。
 7月17日(金)には、クレーン車でコンクリートパーツを吊り上げ、橋脚に接合する予定。接合後は、取り外し実験を行い、組立て式コンクリート橋の完成度を確認する。
 
 同大の実習では、実用橋の建設以外にも、木造系の実習では東屋や戸建住宅の建設、さらには江戸時代の寺院の再建なども行っている。
 模型やコンピュータシミュレーションによる実験にとどまらず、実際に使用できる本物の建造物を教材にした実習は、同大の大きな特徴であり、大きな学習成果を生んでいる。
 
▼本件に関する問い合わせ先
 ものつくり大学 学務部
 埼玉県行田市前谷333番地
 TEL: 048-564-3200
 FAX: 048-564-3201
 E-Mail: kubota◎iot.ac.jp
 (「◎」は「@」を示します)
 http://www.iot.ac.jp/

679 6月に行われた橋脚部分のコンクリート打設の様子