日本工業大学

大学の研究機関の紹介――日本工業大学

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日本工業大学(埼玉県宮代町・学長 柳澤章)は教育・研究に関するさまざまな施設を設置しているが、今回は新聞やテレビなどマスコミからの取材が多い3つの研究機関「超高電圧研究センター」「先端材料技術研究センター」「工業技術博物館」について紹介する。

 日本工業大学(埼玉県宮代町・学長 柳澤章)は、教育・研究に関するさまざまな施設を設置しているが、今回は新聞やテレビ等、マスコミからの取材が多い3つの研究機関「超高電圧研究センター」「先端材料技術研究センター」「工業技術博物館」について紹介する。

●超高電圧研究センター
 国内大学中最高レベルの機能を誇る、インパルス電圧の実験・研究施設。
 当センターでは、機器の耐雷性能を検証する手段としてインパルス電圧試験を行っている。高さ21メートルの高電圧ホールと居室スペースを合せて1200平方メートルを超す大規模なもので、1985年度に設立。国内教育機関中最大発生電圧を誇る300万ボルトインパルス電圧発生装置をはじめ、合計4台のインパルス発生装置を備えているほか、これらの高電圧を正確に測定するためのさまざまな最先端高電圧測定機器を保有している。
 また、毎年の雷シーズンの前になると各局のニュースや科学情報番組の依頼により落雷実験等を行い、その性質や恐ろしさなどを一般の人に伝えるために協力している。

●先端材料技術研究センター
 NASAとも連携。最先端の設備によりナノテクノロジーを研究。
 世界的レベルのナノ・マイクロ加工技術の研究、宇宙探査技術研究、NASA(アメリカ航空宇宙局)との宇宙機械材料に関する国際共同研究などを行っている。
 当センターでは運営に当たり、2つのミッションを重点的に遂行している。第一は、全学の各研究室で直面している課題に対応するため、センターが持つ設備を最大限に開放し、研究支援を力強く展開することである。第二は、スタッフの専門的知識・技術・技能・ノウハウを活かし、産学コラボレーション(受託研究・研究奨励・依頼研究など)を推進することである。センターは、企業の技術的課題にチャレンジし、企業の成長を手助けしつつ、得られた経験を自らの成長に活かしていく努力を続けている。

●工業技術博物館
 歴史的な工作機械や蒸気機関車などを動態保存・展示。
 日本の産業発展に貢献した工作機械等250台以上の機械を機種別、製造年代順に展示して一般に公開している。1987年に学園創立80周年記念事業の一つとしてキャンパス内に開設した。
 工作機械の大部分は動態保存であり、かつて実在した町工場も復元、展示している。また、国家プロジェクトで開発された大型ガスタービン等の展示、1891年英国製の本物のSLも動態保存。展示品のうち178点が国の登録有形文化財に、63点が近代化産業遺産に登録されている。これらの歴史的価値のある機械類に直接触れたり、動かして加工したり、修復したりすることによって新しい発想を生み出せるのが、他大学では類例のない優れた特徴である。
 また、SLは年10回程度キャンパス内の軌道上で定期運行をしており、近隣の家族連れから遠方の鉄道ファンまで、大変多くの方々に楽しんでいただいている。この様子は新聞等に掲載されたり、テレビの情報番組などで紹介されている。

▼本件に関する問い合わせ先
 日本工業大学 総務部広報室
 TEL: 0480-33-7519(直通)
 http://www.nit.ac.jp

1210 超高電圧研究センター

1211 先端材料技術研究センター

1212 工業技術博物館