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日本のサブカルチャー“クール・ジャパン”を紹介──明治大学が『ガンダム』富野監督を招き、北京大学で第2回出張講座を開催

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明治大学国際日本学部は11月23日、中国の最高学府として知られる北京大学にて、アニメ『機動戦士ガンダム』を手掛けた富野由悠季監督を講師に招いての出張講座「日本マンガ・アニメ文化先端講座」を開催した。会場には北京大学のみならず、他大学からも多数の学生が詰めかけ、立ち見を含む600人以上が食い入るように富野監督の弁舌に耳を傾けた。

~立ち見を含む600人以上の学生らが聴講~

 同講座は、“クール・ジャパン”として名高い日本のサブカルチャーを紹介すべく、国際日本学部と北京大学外国語学院日本言語文化学部が共催するもの。本年5月に、アニメ『セーラームーン』の幾原邦彦監督を招いての第1回講座を実施して以来、今回が2度目の開催となった。

 学生たちの熱い視線が注がれる中、富野監督は「アニメは第八芸術たりえるか」をテーマに講演。「地球上で人だけがドラマを作ることができる」と語り、ガンダム成功の理由やアニメの持つ表現力を説きながら、「観客は人であること、異質を尊ぶことを忘れてはならない」と熱弁を振るった。

 講演後には、国際日本学部の森川嘉一郎准教授が、ガンダムの提示した新しいヒーロー像についてギリシャ神話を引用しながら解説。出張講座は大盛況のうちに終了した。「日本マンガ・アニメ文化先端講座」は、今後も継続的に実施予定である。

▼本件に関する問い合わせ先
 明治大学 広報課
 担当: 西川
 TEL: 03-3296-4082

1808 熱弁を振るう富野監督(左)と、立ち見も出る大盛況となった出張講座の様子