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日本大学では1月21日、「アジア・アフリカ難民の子供たちへの教育支援」をテーマに集められた募金(総額2,745,832円)を、国連難民高等弁務官事務所・国連UNHCR協会を通じて全額寄付。2月18日(金)、募金活動推進に尽力した同大学生及び生徒らに、同協会より感謝状が贈られることとなった。この募金は、昨年の全学文化行事「NU祭」において、全学部の学生、全付属高等学校の生徒および父母、校友、教職員が一つとなって同企画に取り組んだ結果集められたもので、難民の子供たちへの教育支援として現地での学校建設基金に充てられる。
日本大学のロゴマーク「N.」を冠とした「N.募金」活動は、同大全学文化行事における社会貢献活動の一環として平成19年度より開始。全学部および全付属高校の福祉事業に対する「つながり」を構築することを目的に、これまでにも中越沖地震や中国の四川大地震など国内外の激甚災害に対し、募金による支援を行ってきた。
こうした中、平成21年度の夏に開催された「第1回 大学生サミット軽井沢合宿」において、学生らの間で同大のスケールメリットを生かした社会貢献活動を行いたいとの意見が出された。学生は「難民などの子供たちへの教育支援」とのテーマを定めた上で、具体的な教育支援の内容などについて討議を行った。
当初、学生は各学部や付属高校に呼びかけて、中古文房具や不要となった机・椅子などを回収して難民などの子供に寄贈することを検討していた。しかし、回収や搬送にかかるコストが莫大であるとの理由から、全学での募金活動を企画したいとの結論に至り、従来の大学主導で行われていた「N.募金」を学生が採択したテーマで実施させてほしいとの提案がなされた。
学生から提案された「アジア・アフリカ難民の子供たちへの教育支援」をテーマとして掲げた「N.募金」は、学内の諸会議を経て、正式に平成22年度全学文化行事として了承された。
大学生サミットに参加した学生は、自らの声が大学全体に反映されたことに驚き、また喜んだが、具体的な企画検討にあたって“何を”“どのように”活動を進めたらいいか、悩みながらの暗中模索が始まった。さらに、自らが選んだテーマの「アジア・アフリカ難民の子供たち」についてニュースやテレビ番組などからの情報以外、何も知らないという壁に突き当たった。そこで、国連難民高等弁務官事務所・国連UNHCR協会の協力のもと、国連難民高等弁務官ウガンダ・リラ元事務所長の高嶋由美子氏から、難民ということの意味や世界の難民の実態、難民支援の現場などについて指導を受けることとなった。
また、大学生サミットの同企画の担当学生らは、平成22年度の各学部祭期間中における活動として、オリジナルの募金ポスター作成や各学部祭実行委員に同企画の実施協力の呼びかけを行った。さらに、幾つかの学部においては、国連UNHCR協会から借り受けた難民支援関連のパネル展示などの企画に取り組んだ。
同大全学部の学生、全付属高等学校などの生徒および父母、校友、教職員が一つとなって同企画に取り組んだ結果、総額2,745,832円もの募金が集まった。募金は平成23年1月21日、国連難民高等弁務官事務所・国連UNHCR協会を通じ、全額を寄付。難民の子供たちへの教育支援として、現地での学校建設基金に充てられる。
【開催日時】
2月18日(金) 15:00~17:30
【会場】
日本大学桜門会館4階 桜ホール
【プログラム】
第一部 15:00~15:45
●挨拶 学生支援部長 唐澤正実
●基調講演 「もっと途上国に目を向けよう―アジア・アフリカで感じたこと、考えたこと―」
講師:文理学部地理学科教授 藁谷哲也
●学生スピーチ 2010年度NU祭「N.募金」代表学生
理工学部4年 飯塚陽生
第二部 募金目録贈呈及び感謝状授与式 16:00~17:00
●総長挨拶
日本大学総長 酒井健夫
●来賓挨拶
国連UNHCR協会代表理事 赤野間征盛氏
●目録贈呈
学生代表 理工学部4年 飯塚陽生 他学生・生徒
●感謝状授与
国連UNHCR協会事務局長 高嶋由美子氏
●挨拶・閉式
日本大学副総長 牧村正治
第三部 懇親会 17:00~
日本大学桜門会館1階ラウンジ
▼本件に関する問い合わせ先
日本大学学生支援部学生課 入江
TEL: 03-5275-8230
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大学・学校名 日本大学 |