大阪産業大学

大阪産業大学が国土交通省近畿運輸局より組立車として認可を受けた燃料電池自動車の公道走行に成功

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大阪産業大学ではこのたび、国土交通省近畿運輸局より組立車として認可を受けた燃料電池自動車として、公道走行が行えるようになった。9月30日(金)にはプレス発表会を開催し、車両撮影および走行デモンストレーション、試乗会などを実施する。

 環境自動車の研究開発と技術者育成で高い評価を受けている大阪産業大学(学長:本山美彦)では、自然エネルギーを利用したソーラーカーや高性能の電気自動車の開発に加え、市販乾電池を動力源としたオキシライドレーサーによる時速100キロを超えるギネス世界記録(※1)、オーストラリア3000km縦断プロジェクト(※2)など、さまざまな次世代型ビークルのテーマに取り組んできた。

 これらの中でも特に力を入れているのは、21世紀の水素社会実現に向けたバイオマスからの水素製造と、その水素を使った燃料電池車である。同大では水素の製造から消費まで一貫した研究開発を長年にわたり実施した結果、このたび国土交通省近畿運輸局より組立車として認可を受けた日本初の燃料電池自動車として公道走行が行えるようになった。現在、日本の公道を走っている燃料電池車としては、トヨタ・ホンダについで大阪産業大学が3番目となる。

 これは「環境に優しい自動車」の開発をはじめとしたさまざまな分野で、学生が主体的に取り組む「プロジェクト共育」を実施し、学生の知識力と社会人基礎力の育成を目的に産学連携を進めてきた成果といえる。また、同プロジェクトは文部科学省・私立大学学術研究高度化推進事業「サスティナブル森林保全用草木系バイオマスガス化発電装置の開発」(平成18年4月~平成23年3月)の一環として行っていた事業の成果でもある。

※1: http://www.osaka-sandai.ac.jp/cgi-bin/cms/news.cgi?page=top&news_cd=kKp40dvv23 を参照。
※2: http://www.osaka-sandai.ac.jp/world_solar_challenge/project.html を参照。

◆プレス発表会 概要
【発表日】
 2011年9月30日(金)
【発表場所】
 大阪産業大学 東部キャンパス
 自動車整備センター(AMC)5F ラウンジ
 (〒574-8530 大阪府大東市中垣内3丁目1-1)
【スケジュール】
 14:00 受付開始
 14:30 プレス発表会
 15:15 車両撮影および走行デモンストレーション
 15:30 試乗会(雨天時は中止)
 16:00 終了

▼本件に関する問い合わせ先
 大阪産業大学
 ●総合企画室 学園広報課 西井哲也
  TEL: 072-875-3001(内線2916)
 ●学長事務室 西川光俊
  TEL: 072-875-3001(内線2801)