工学院大学

地震発生による室内の危険から身を守るために――工学院大学が「長周期地震動等に対する室内安全セミナ-」を開催、東京消防庁・気象庁なども参加

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日本の高度経済成長とともに新宿から始まった超高層ビルの建設ラッシュ。現在も丸の内、六本木、品川周辺エリアでの再開発が進み、湾岸エリアはアッパーな居住空間として、人気がある。そのような中、東日本大震災が起こり、通常の建物の揺れとは違う高層ビル特有の「長周期地震動」による大きな被害状況が報告され、注目度が一層高まっている。今後、首都圏直下型の大地震の発生が危惧されているが、長周期地震動による室内被害を軽減するための室内安全対策を学ぶセミナーを工学院大学で開催。家具類の転倒・落下・移動防止キャンペーンの一環として、地震時の室内安全対策などを広く周知する。

 このセミナーは、高層ビルそのものである工学院大学 新宿キャンパスで行われる。地震動シミュレーターを使い長周期地震動による高層階の揺れと、東日本大震災時、仙台市で観測した震度6の揺れを再現し、今後起こりうる大地震による長周期地震動のリスクについて考察する。

 東京に林立する高層ビルのオフィス内に設置されている複写機などの機器やオフィス家具などの転倒・落下・移動による危険への対策についても学ぶ、現実的で実践可能な命を守るセミナーである。

《 長周期地震動等に対する室内安全セミナー 概要 》

◆開催日時:2012年3月22日(木) 13:00-16:40(開場 12:30)
◆会場:工学院大学 新宿キャンパス3階 アーバンテックホール
       新宿区西新宿1-24-2
◆参加:事前申込み 下記事務局まで
◆定員:270名  ※定員を超える場合は、サテライト会場での聴講
【プログラム】*詳細別途添付
 13:00 開会挨拶
      伊藤克己[東京消防庁防災部長]
 13:05 長周期地震動などによる高層ビルの揺れと対策
      久田嘉章[本学建築学部まちづくり学科教授]
 14:00 東日本大震災の室内被害と長周期地震動等に対する室内安全対策
      田口元寿[東京消防庁防災部震災対策課次席]
 14:35 長周期地震動に対する気象庁の取り組み
      相澤幸治[気象庁地震火山部地震津波監視課調査官]
 15:20 (仮題)オフィス家具の地震対策について
      駒崎好範[日本オフィス家具協会]
 15:55 複写機の転倒防止対策の取り組みについて
      伊藤幸洋[ビジネス機械情報システム産業協会]
 16:30 閉会挨拶
      木村雄二[本学常務理事]

▼本セミナーに関する問い合わせ先
 工学院大学125周年記念事業事務室(担当:阿部)
 TEL: 03-3340-1449 

▼本件の取材に関する問い合わせ先        
  学校法人工学院大学 総合企画室 
  TEL: 03-3340-1498 
  E-mail: gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp