工学院大学

工学院大学がPM2.5成分の1粒子まで分析できる新型顕微鏡を世界で初めて開発し、大気汚染対策に有効な「微小粒子成分の可視化」を実現――2月27日に成果を紹介

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工学院大学(東京都新宿区)工学部電気システム工学科坂本哲夫教授の研究グループはこのたび、先端的な分析装置の開発研究の成果(JST先端計測分析技術・機器開発プログラム)を応用し、ナノメートル(100万分の1ミリ)の微小粒子の成分を分析する新型顕微鏡の開発に成功。これにより、PM2.5組成成分ひとつずつの粒子の分析が、世界で初めて可能となった。 2月27日(木)にはプレスセミナーを開催し、同研究の成果を紹介する。

 現在、PM2.5に関しては大気環境中の濃度を測定する方法(質量濃度測定方法)は確立されているものの、汚染物質や排出源を特定する方法は確立されておらず、高精度に把握できる測定方法の実用化が求められている。この新型顕微鏡はPM2.5の成分や内部構造といった実態を画像として明らかにできるもので、ナノレベルのイオンビームの制御により実現した。これによって、大気汚染や健康影響対策に貢献することが期待される。

 2月27日(木)に開催するプレスセミナーでは、PM2.5の組成成分を粒子レベルで可視化することに成功した同研究成果を紹介する。

※セミナー出席の場合は、添付の「お申込用紙」に記入のうえ、2月25日(火)までにFAXまたはメールにて送付くださるようお願いいたします。

◆プレスセミナー 開催概要
【日 時】2014年2月27日(木) 13:00~14:00 (受付開始 12:30)
【場 所】工学院大学 新宿キャンパス28階
(東京都新宿区西新宿1-24-2/JR・京王線・小田急線・地下鉄各線「新宿駅」徒歩5分)
※新宿キャンパスアクセス
 http://www.kogakuin.ac.jp/facilities/campus/shinjuku/access.html
【内 容】PM2.5成分の1粒子まで分析が可能な新型顕微鏡を開発
【講演者】工学部電気システム工学科 教授 坂本哲夫
<略歴>
  東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻博士後期課程修了 博士(工学)(1997年)、日本学術振興会特別研究員、東京大学生産技術研究所助手、東京大学環境安全研究センター助教授、工学院大学工学部電気工学科助教授(2004年~)電気システム工学科准教授(2007年~)を経て教授着任(2012年~現在に至る)。

▼本件に関する問い合わせ先
 学校法人 工学院大学  総合企画部広報課 
 担当: 佐野・関根・山口
 TEL: 03-3340-1498
 FAX: 03-3340-1648
 e-mail: gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp
 当日連絡先:080-9669-1498(広報課直通)