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学校法人昌平黌が「第26回大成至聖先師孔子祭」を開催――孔子の第79代直裔である孔垂長氏を招請

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東日本国際大学・いわき短期大学(福島県いわき市)を運営する学校法人昌平黌(しょうへいこう)は6月20日、孔子の第79代直裔である孔垂長氏を招請し、建学の精神を象徴する祭典「第26回大成至聖先師孔子祭」を開催した。

 学校法人昌平黌では孔子の教えに基づく儒学を「建学の精神」としている。
 1989年には大成殿(だいせいでん※)を建立。孔子の業績を讃えると共に、儒学の精神を具現化、可視化する神聖な行事として、台湾より孔子の第77代直裔である孔徳成氏を迎えて釈奠(せきてん※)を行った。

 以来、26年目を迎える今回は、孔子の79代目の直裔であり、中華大成至聖先師孔子協會會長である孔垂長氏と呉碩因會長夫人を初めて招いた式典となった。また、海外からは孔徳成先生の直弟子である台湾国立台湾大学の葉國良教授、国内からは国際基督教大学の小島康敬教授、創価大学の山本修一教授、東北大学大学院の片岡龍教授らが臨席した。

 第2部では記念講演会として、孔垂長氏(演題「儒学思想の生き方」)と、国際基督教大学の小島康敬教授(演題「伊藤仁斎の〈私〉さがし」)がそれぞれ講演を行った。
 このうち孔垂長氏は講演で、「儒学思想は2000年以上前にまとめられたものだが、その本質と精神は昔から今に至るまで通用する学説と理論である。儒学思想をもとにした生き方は、二十一世紀の現代においても、日常生活に適合するものである。さらに言うと、その思想は現在社会に欠かすことのできない重要性と多元的な実践価値を備えている。私たちが深く研究して自ら体験し、実行する価値があるものである」と儒学思想の現代性を伝え、調和のとれた生き方を提唱した。

※大成殿:  孔子廟(こうしびょう)の正殿。
※釈奠:  孔子および儒教における先哲を先師・先聖として祀る儀式のこと。

▼本件に関する問い合わせ先
 東日本国際大学・いわき短期大学 儒学文化研究所
 〒970-8023 福島県いわき市平鎌田字寿金沢37
 TEL: 0246-21-1662

5673 大成殿前での記念撮影