- ★Google+
- ★Hatena::Bookmark
産業能率大学(東京都世田谷区、以下本学)は、「総合的な探究の時間(探究学習)」における学習成果の可視化を目的に、大学として初の「探究力成長アセスメント」を開発し、全国各地の高等学校に無償提供しています。今回、3月11日(月)10:30よりアセスメントの無償提供3校目※である、神奈川県立相模原中等教育学校(神奈川県相模原市、以下相模原中等教育学校)の授業で、アセスメントを実施いたします。
※これまで2023年1月13日に長崎県立長崎南高校、2023年2月1日に静岡県立沼津西高校で本アセスメントを無償提供し、カリキュラムとして活用いただいております。
2022年4月より高等学校の学習指導要領が改訂され、新たに「総合的な探究の時間(探究学習)」が加わりました。探究学習には、主体的に深い学びを行う力を育成できるなどのさまざまなメリットがある一方で、学習成果の評価方法が確立されておらず、多くの学校で課題となっています。
本学が開発した「探究力成長アセスメント」は探究学習の成果の可視化を目的として、課題解決設定力、情報収集力、整理・分析、解決力といった資質・能力を問う設問に取り組むことで、探究学習を通じて高めたい資質・能力の成長度を検証し、生徒自らがその成長度合いを自己と他者の評価により可視化し、表現します。学習の開始前と終了後に実施することで、探究力の成長度合いを明らかにできます。
本アセスメントは、レポート作成と作成したレポートの相互評価・フィードバックの2部から構成しております。本学が探究接続型入試として実施している「未来構想方式」の実際の問題を使用し、アセスメントの結果を分析した本学からのフィードバックが行われるので、探究学習を改善していくためのデータとしても活用できます。
本アセスメントは、レポート作成と作成したレポートの相互評価・フィードバックの2部から構成しております。本学が探究接続型入試として実施している「未来構想方式」の実際の問題を使用し、アセスメントの結果を分析した本学からのフィードバックが行われるので、探究学習を改善していくためのデータとしても活用できます。
本学と相模原中等教育学校は2022年9月9日に高大連携に関する協定を締結しており、中等教育学校と高等教育との接続についてさまざまな研究開発を行っており、今回、アセスメントの提供に至りました。
学習成果を可視化しにくいという課題を解決すべく、各地でのアセスメント活用によるデータを蓄積することでアセスメントの改良を重ねてまいります。
学習成果を可視化しにくいという課題を解決すべく、各地でのアセスメント活用によるデータを蓄積することでアセスメントの改良を重ねてまいります。
【実施概要】
■場所:神奈川県立相模原中等教育学校(〒252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野4丁目1-1)
■日時:2024年3月11日(月) 10:30~12:10頃
■プログラム内容:【探究力成長アセスメント ‐100分‐】
時間 項目 概要
■場所:神奈川県立相模原中等教育学校(〒252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野4丁目1-1)
■日時:2024年3月11日(月) 10:30~12:10頃
■プログラム内容:【探究力成長アセスメント ‐100分‐】
時間 項目 概要
5分 本プログラムの目的 プログラムによる探究力の測定について
5分 課題説明 課題説明 未来構想レポートについて説明
50分 未来構想レポート 生徒個人でレポート作成
10分 レポート回収・休憩
20分 レポート相互評価 4名グループ 他者3名のレポートを評価
10分 振り返り 今後の探究活動に向けて振り返りシート記入
5分 課題説明 課題説明 未来構想レポートについて説明
50分 未来構想レポート 生徒個人でレポート作成
10分 レポート回収・休憩
20分 レポート相互評価 4名グループ 他者3名のレポートを評価
10分 振り返り 今後の探究活動に向けて振り返りシート記入
■対象:神奈川県立相模原中等教育学校 生徒5年生(高校2年生)146名
ご参考:「探究力成長アセスメント」課題(抜粋)
下記の資料は、日本のある地域の 歴史的な変遷を記しています。 図表のデータを参照しながら精読し、自分自身の知識や経験も踏まえて、以下の2点についてあなたの考えを述べなさい。
①未来町はなぜ 衰退してしまったのか。何がいけなかったのか(衰退原因)
②いつどのような策を講じておけば町の衰退を止めることができたのか(地域活性化策)
※複数の衰退原因を指摘しても、複数の地域活性化策を提案しても構いません。
【課題文】
・未来町は、小さな町である。2つの一級河川に挟まれた平坦地で、愛知県西部に位置する。町の大部分は海抜4 5mの低湿地で、昔から水害に悩まされてきた。そのため、集落や耕地の周囲を堤防で囲む輪中が発達した。常に洪水の危険と隣り合わせである一方で、川によって運ばれてきた土砂が堆積し、町は農地に適した肥沃な土壌に恵まれていた。そのため、町では稲作が盛んに行われた。
(以下、略)
※「未来構想方式」産業能率大学一般選抜の試験問題を活用
産業能率大学HP リリースページ: https://www.sanno.ac.jp/news/pressrelease/20240304_01.html
▼本件に関する問い合わせ先 |
|
産業能率大学広報事務局(共同ピーアール内) | |
住所 | : 〒158-8630 東京都世田谷区等々力6-39-15 |
TEL | : 070-4303-7219 |
大学・学校情報 |
---|
大学・学校名 産業能率大学 |
URL https://www.sanno.ac.jp/ |
住所 〒158-8630 東京都世田谷区等々力6-39-15 |
産業能率大学は、世の中で実際に役に立つ能力を育成する実学教育を根幹としています。社会人・職業人としての基本的な能力やビジネスの実務知識とスキルを身につけ、また、主体性を持つ自立したビジネスパースンとしての教養を養うため、「真剣に取り組む力」「実行する力」「深く学ぶ力」に焦点を絞りカリキュラムを設計しています。また、コンサルティング機関である総合研究所と連携し、ビジネスの最新情報や最先端の動向を教育に取り入れるべく企業や団体との提携に取り組むなど、産業界に最も近い大学として学外とのコラボレーションを積極的に進めています。 |
学長(学校長) 鬼木 和子 |