北海道医療大学

「学生キャンパス副学長」が、食堂改善プロジェクトで“大学改革”――北海道医療大学

大学ニュース  /  大学改革  /  施設設備  /  学生の活動

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

大学改革には学生の協力が必要と考える北海道医療大学では、「Student Campus President(SCP)」を立候補による選挙により各学部から1人選出し、大学運営に参画させる取り組みを始めた。導入初年度の08年度に取り組んだ「食堂改善プロジェクト」では、SCPを通して学生の視点を取り入れ、食堂内装の改修から新メニューの開発まで、多くの改善案を実現させている。

 北海道医療大学では、学生力を生かした大学運営の改善や教育力の向上を目的として、2008年度から「学生キャンパス副学長(Student Campus President:SCP)」制度を導入し、さまざまな取り組みを開始している。

 同制度は学生4人(各学部から1人)をStudent Campus Presidentに、立候補による選挙により選出し、大学運営に参画させるというもの。欧州の大学で置かれている「学生副学長(Vice President)」を参考にしており、このような学生の大学運営への参画は全国でも前例が見られない。

 導入初年度となる2008年度には、「学内施設・サービスに関する改善提案」の一環として学内に意見箱を設置。大学の設備・サービスに対する学生の意見をまとめて大学へ改善要望し、設備備品の交換、修理など9項目(13件)が改善された。

 大学の設備・サービスに関する意見で一番多かったものは食堂に関するものであったため、全SCP共同の大学改革企画として「食堂改善プロジェクト」も立ち上げた。学生及び教職員、大学関係者にアンケートを実施し、これをもとに食堂の問題点を検討。また、SCPは「食堂等利用者協議会」の代表として食堂業者と改善策について協議を進め、多くの改善案の実現に至っている。

【食堂改善プロジェクトで実現した改善案】
■中央食堂
 ・SCP参加の共同メニュー開発
 ・コーヒーディスペンサーの導入予定(コミュニティースペースとして開放)
 ・テイクアウトメニューの販売
■20周年記念会館食堂
 ・レディースメニュー・メガ盛りメニューの導入
 ・期間限定企画(お弁当販売やバイキング開催等)の実施を検討
■ビストロスマイル食堂
 ・期間限定メニューやフェアメニューの導入
 ・混雑緩和に向け座席のレイアウトや配膳時の動線の見直し
■札幌あいの里キャンパス食堂
 ・メニューのカロリー表示
 ・食堂ピーク時以外でのカフェスペースとしての活用を検討中
■全食堂
 ・箸アンケートの実施
※「箸アンケート」とは、下膳時に出る箸を利用したアンケート集計であり、食堂利用者がサービス内容に対して○×のどちらかに投票するシステム。それぞれの重量によって食堂の満足度を毎日調査でき、食堂従業員の意識改革につながっている。


▼本件に関するお問い合わせ先
北海道医療大学 入試広報課
 〒061-0293 北海道石狩郡当別町金沢1757(当別キャンパス)
 TEL: 0133-22-2113
 FAX: 0133-22-1835
 E-mail: nyushi@hoku-iryo-u.ac.jp
 http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/

855 実現した新企画メニュー レディースランチ

854 実現した新企画メニュー メガランチ