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グローバル・メディア・スタディーズ学部 第1期生は多様な業界へ進出 ~開設4年目、駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部の展望【第4弾】~

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駒澤大学(東京都世田谷区)グローバル・メディア・スタディーズ学部(以下GMS学部)は、今年度で開設4年目の節目を迎え、第1期生の多くが来年から社会人として活躍することになる。100年に一度の津波ともいわれる金融危機の中、GMS学部生の就職活動はどのような傾向を示しているのか。今回は第4弾として、GMS学部生の就職活動について紹介する。

 駒澤大学キャリアセンターでは6月2日から4日まで、就職活動中の学部4年次生を対象とした「緊急就職支援」イベントを開催した。このイベントでは、ガイダンスやパネルディスカッション、就職相談、合同企業説明会などが行われ、延べ794人に及ぶ学生が詰め掛けた。経済状況だけに起因するとは断言できないが、苦戦する学生はやはり多い。

 しかし、就職内定が決まらない学生がいる一方で、すでに数社から内定をもらっている学生も存在する。GMS学部・各務(かがみ)ゼミでは、在籍する1期生20名のうち15名が、主に東証1部上場企業から内定を得た。ゼミ生の1人からゼミの状況を聞いたところ、「2年次より共同研究のテーマとして企業経営などを取り上げ、研究結果を相互にプレゼンテーションし、冊子としてまとめる作業を行ったが、この過程で数々の課題を解決してきた経験が就職活動でも活かされた」と話す。

 同ゼミ生の就職先をみると、金融業(銀行・証券・保険・クレジット)、小売業、製造業、陸空運業、鉄道業、情報通信サービス業など、幅広い業種から内定を得ている。「グローバル」や「メディア」を冠する学部であることから、外資系企業や映像制作会社などを希望する学生が多いように予測したが、必ずしも限られた業種に集中してはいないのが特徴だ。

 各務洋子教授は「(GMS学部は)メディア産業へ人材を輩出することを目的とした学部ではありません。メディアの特質を理解し、それを使いこなし、問題を解決できる人材を育成することを目指した“社会科学系の学際学部”なのです」と説明する。英語力や、メディアを「正しく使いこなす」力は、もはや“教養”の一つとなった。その上で、いかにグローバルなスケールで自己をプレゼンテーションし、あるいは問題解決能力を発揮することができるかが問われる時代になったのだ。

 換言すれば、GMS学部の掲げる教育プログラムのように、こうしたスキルを十分に修得した学生であれば、一部の専門的な業界に限らず、幅広い分野で就職を勝ち得ることができると言えるだろう。「就職難」の時代にこそ力を発揮する、それがGMS学部の最大の強みということもできそうだ。

【シリーズ第1弾】カリキュラム「多彩なゲスト・スピーカーによるオタク市場分析講座」
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=818

【シリーズ第2弾】学部イメージ「学生が考えるグローバル・メディア・スタディーズ学部」
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=842

【シリーズ第3弾】留学・国際交流「留学体験をメディアで配信」
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=855

▼本件に関する問い合わせ先
 駒澤大学総務部広報課
 〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1
 TEL: 03-3418-9828
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 E-mail: koho@komazawa-u.ac.jp