大阪工業大学

大阪工業大学情報科学部の学生112人が奈良県川上村PRのウェブコンテンツを制作

大学ニュース  /  教育カリキュラム  /  学生の活動  /  地域貢献

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

大阪工業大学(学長:井上正崇)情報科学部情報メディア学科の3年次生112人は、同大学が連携協定を結ぶ奈良県川上村の地域観光資源をPRするウェブコンテンツを制作した。川上村地域振興課などが審査し、このほど9作品が優秀作品に選定された。これらの作品は後日、同村ホームページからリンクされるなど実用が開始される予定だ。

 この取り組みは、同学科のPBL(課題解決型学習)型授業科目「情報メディア専門演習」(後期開講・必修)の一環で、マルチメディア技術を駆使したコンテンツづくりを通して、学生たちが実践的な技術力を体得することが目的。同村側にとっては、若者の感性を地域の活性化に役立てるのが狙いだ。

 同大学と同村は2010年7月に「連携・協力に関する協定」を締結。各学科の専門性と同村の豊かな自然環境、地域資源を生かし、「環境共生」に取り組む人材育成を目指してさまざまな活動を展開している。毎年春に新入生オリエンテーションを実施したり、建築学科や空間デザイン学科の学生たちが廃校小学校をリノベーションするなど、教育連携を深めてきた。

 そうした中で同大学では、情報技術を通じての新たな連携を模索していた。しかし、キャンパス遠隔地での取材等フィールドワークは、コスト面の問題や授業期間外のわずかな日程に限られるのが現実。情報科学部では、学生の“想像力”“企画力”を生かして実践的な能力を高めることに効果があると考え、情報メディア学科3年次生全員が参加できる方法で必修の専門科目授業科目内での実施に踏み切った。

 今回の成果と課題を整理した上で、次年度も継続実施する予定だ。

■表彰作品(使用ツール:Adobe社「Flash」)
・金賞: 川上村長賞「村内写真の紹介と伝説にちなんだゲーム」
・銀賞: 川上村副村長賞「村内の写真紹介をセンスよく紹介(クイズ・ゲーム付)
・銀賞: 川上村教育長賞「探検しながら村全体を紹介(探検要素・クイズ・ゲーム付)
・構成賞: 水源地の森賞「滝や森を紹介しながら村内写真のコレクション」
・企画賞: よく調べたで賞「すごろく風にハイキングコースの見どころを紹介」
・企画賞: 村長もびっくりで賞「そまびと大会の紹介」
・デザイン賞: 村がおしゃれになったで賞「村の見どころをライブラリー風にセンスよく紹介」
・演出賞: 若者が来てくれるで賞「若者をターゲットにした演出で村を紹介」
・テーマ賞: すぐ見せたいで賞「滝をテーマとした写真紹介」

▼内容に関するお問い合わせ先
 大阪工業大学地域連携センター
 大阪市旭区大宮5-16-1     
 TEL: 06-4300-6920
▼取材のお申し込み先・本件発信部署
 学校法人常翔学園広報室
 TEL: 06-6954-4026