トキワ松学園中学校・高等学校

トキワ松学園高等学校の生徒が授業の一環で企業とコラボレーション、「ドライフルーツ大福」を商品化 ――亀屋万年堂 都立大学店で7月4日・5日に各300個を限定販売

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トキワ松学園高等学校(東京都目黒区、校長:金谷三枝子)では、昨年度、高校2年文系進学クラス・特進クラス(生徒数=約90名)の「政治経済」の授業で「商品開発クリエイティブ授業」のカリキュラムに取り組み、同区内に本社を置く亀屋万年堂とコラボレーション。生徒らが1年かけて企画・立案から取り組んだオリジナルの「ドライフルーツ大福」を商品化し、7月4日・5日の2日間、都立大学店で1日300個の限定販売を行う。

 トキワ松学園高等学校では以前より、「政治経済」の科目の中で「バーチャル株式会社経営」という授業を行っていた。同校ではこれを「バーチャル」から「リアル」に発展させ、生徒が考えたアイデアを企業とコラボレーションし、実際に商品化できないかと考えた。

 そのヒントとなったのは、山崎製パンの「ランチパック」の大学コラボレーションである。トキワ松学園では、授業で学んだ経済活動を、企業とコラボレーションすることで生徒に実体験させたいとの思いもあり、企業探しが始まった。そこで、同校が卒業式などでもお世話になっている、同じ目黒区内に本社を置く企業である「亀屋万年堂」にお願いすることになった。

 トキワ松学園では教育の柱として、「思考力教育」「進学力教育」「国際力教育」「心の教育」「美の教育」の5つを掲げている。商品開発授業はこのうち「思考力教育」に位置づけられている。
 今後グローバル化が一層進む中、生徒らにはコミュニケーション能力のみならず、「創造性」や「発想力」が求められる。同校では、ブレーンライティング法などの発想法、KJ法などの収束法なども取り入れて、こうした力を身につけさせ、一つの商品を開発するのに要するプロセスを体験させたいとしている。

【今回のコラボレーションの関係者】
・校 長: 金谷三枝子
・授業担当者: 菅原聡(非常勤講師)
・企 画: 冨岡洋之(平成25年度社会科主任)
・協 力: 高橋誠氏(株式会社創造開発研究所代表・日本教育大学院大学教授)
      澤田浩二氏 (株式会社亀屋万年堂)

(参考)授業「商品開発クリエイティブ授業」について
 高校2年文系進学クラス・特進クラス(約90名)の「政治経済」で、添付ファイルのような授業計画のもと、1年間をかけて取り組んでいる。週4時間のうち、1時間分を商品開発授業に当てた。
 なお、この授業は平成25年度に初めて実施したものであり、26年度も継続して「政治経済」で実施している(コラボ企業は王子ネピア株式会社)。

▼本件に関する問い合わせ先
 トキワ松学園中学校高等学校  
 〒152-0003 東京都目黒区碑文谷4-17-16
 担当: 広報部長 中里謙一
 TEL: 03-3713-8161
 http://www.tokiwamatsu.ac.jp/

5619 生徒らが企画・開発した「ドライフルーツ大福」