トキワ松学園中学校・高等学校

トキワ松学園中学校高等学校が「ユネスコスクール」に加盟

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トキワ松学園中学校高等学校(東京都目黒区、校長:金谷三枝子)は、このたびユネスコスクールへの加盟を認められた。同校は独自の英語科授業「グローバル・スタディーズ」および国際交流部の活動を中心に、世界に向けて視野を広げる国際理解教育を行い、環境問題をはじめとした世界の諸問題の現状把握とその解決を探究している。ユネスコスクールとして同校は、世界の平和および持続可能な開発のための教育をこれからも実践していく。

 ユネスコスクールは、ユネスコ憲章に示された理念を学校教育で実践する共同体として発足し、世界180カ国で約9500校が加盟している。日本では約800の幼稚園、小・中・高等学校および教員養成学校がユネスコスクールのネットワークに参加し、ユネスコの理念の実践、持続可能な開発のための教育(ESD)の推進を行っている。

 トキワ松学園中学校高等学校は独自の英語科授業である高校の「グローバル・スタディーズ(GS)」および中学の「リスニング・アンド・スピーキング(LS)」を中心に、環境、人権、貧困、児童労働、飢餓、南北問題、女性の権利など多岐にわたるテーマを英語で学び、地球規模的視野を養うとともに、ディスカッションやプレゼンテーション活動を通じて、生徒の論理的思考力を育ててきた。また、イギリス、アメリカ、オーストラリアでの海外研修、国際交流部による留学生や地域の外国人との交流、およびインドネシアやロシアの学校との交流など、体験重視の活動を多く取り入れ、自ら考える力と国際感覚の醸成を図っている。

 また、同校生徒会(校友会)と国際交流部が中心となり、文化祭でフェアトレード商品を販売し、その売り上げは「すみれ基金」としてギニアビサウでの女子教育やガーナの児童労働撤廃に役立てられているほか、目黒ユネスコ協会を通じて書き損じ葉書回収キャンペーンに全校を挙げて参加するなど、地球規模の問題の解決に向けて、自分たちができることに取り組んでいる。

 同校は、目黒ユネスコ管内で唯一の中等教育ユネスコスクールとして、地域の国際交流の活性化と、校内外でユネスコの理念や価値観を広める拠点となり、世界の平和および持続可能な開発のための教育をこれからも実践していく。


■GS(Global Studies)プレゼンテーション
 世界の諸問題を英語で学ぶ同校独自の英語科科目Global Studiesでは、地球規模の問題(環境や人権、貧困など)からテーマを設定し、グループで発表する。すべて英語でプレゼンテーションを行うが、テロップなどには日本語も用い、専門用語を使用しても伝わるように工夫している。


■国際交流部
 同校の国際交流部は、毎年20カ国以上のゲストと交流し、互いの文化を学ぶ。写真はMIFA国際交流フェスティバルにおいてフェアトレードチョコレート及び、同校の政治経済の「商品開発授業」からうまれた亀屋万年堂様の「ドライフルーツ大福」を販売している様子。


■インドネシア留学生短期受け入れ
 毎年4月に約1週間の日程で、インドネシアのRaffles International Christian Schoolより短期留学生を受け入れている。同時にホームステイも受け入れており、お互いの文化をよく知るきっかけとなっている。


■LS(Listening & Speaking)
 中学3年間、日本人とネイティブのティーム・ティーチングで行う授業では、聞く・話すという能力を伸ばすことはもちろん、徐々に世界に視野を広げる工夫をしている。毎年English Dayという行事があり、中学2年生は外国人ゲストを招き、その出身国についてインタビューし、さらに調べて英語で発表する。

▼本件に関する問い合わせ先
 トキワ松学園中学校高等学校
 〒152-0003 東京都目黒区碑文谷4-17-16
 担当:広報部長 中里謙一
 TEL: 03-3713-8161
 URL: http://www.tokiwamatsu.ac.jp