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　AKINAIは、学生が自分自身のスキルや経験を効果的にアウトプットし、大学生活で身についた力を可視化するための同学独自のキャリアスキルシートである。履歴書やエントリーシートを作成する前に、自身を振り返り、経験や活動実績、資格取得など身につけたスキルを整理、理解し、就職活動に活用することを目的としている。同大学生が就職活動を行う際、企業に提出することで、履歴書・エントリーシートだけには書ききれないエピソードや人柄をアピールすることができる。

◆「AKINAI」の主な記載項目
・6つの能力要素（※）：本学のカリキュラムを編成している能力要素
　社会規範意識・誠実さ／主体性・責任感／チャレンジ精神・実践力
　相互理解・コミュニケーション力／普遍的な知識・技能／専門的な知識・技能
・3つの社会対応力：Society 5.0を牽引する人材に求められる能力要素
　スマート社会／サスティナブル社会／グローバル社会
・注力項目（在学中の経験を記載）
・目標をもって取り組んだこと　など
（※）ディプロマ・ポリシーに基づき、本学として育成する力である「高い倫理観」「幅広い教養」「専門的な知識・技能」を構成する能力要素として「CUC6つの能力要素」として定め、カリキュラムを編成している。

◆提出された企業側のメリット

・採用選考フローの効率化、省力化を図ることができる
・短時間の面接では伝わりにくい人柄や興味・関心を把握できる
・強みやアピールポイントなど個人の特性が明確に把握できる
・6つの能力要素のバランスを視覚化できる
・今までに経験した事柄や培ってきた能力やスキルが明確で、入社後の成長イメージがつきやすい
・自社にマッチした人材かが判断しやすい

　キャリアスキルシート「AKINAI」は大学での学び、学校と職業の接続、就職活動・採用活動を大きく変える可能性を秘めています。学生が自身の価値観、行動特性、思考回路などについて発見するだけでなく、スキルや経験をまとめ、企業に対して思う存分、伝えることができるツールとなっています。

　日本の就職活動・採用活動はその不透明かつ多段階にわたる選抜が問題視されています。「ガクチカ」つまり「学生時代に力を入れたこと」を過度に評価するのも問題点です。このAKINAIは、学生の成長を促し、さらには企業や社会との接点ともなり得るツールであり、学生のいわばポートフォリオです。エントリーシートや各種適性検査の結果よりも、深く自分のことを伝えることができます。
　もちろん、これだけで学生と企業が理解しあえるわけではありません。これを学生と企業の理解を深めるツール、対話のきっかけとして活用されることを祈っています。

※キャリアスキルシート「AKINAI」は、こちらのURLよりをご覧いただけます。⇒ https://bit.ly/42Y4wnA