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共栄大学が「かすかべSDGsフォーラム2025」でユニクロとワークショップを実施 ― 端切れバッグ作りを通してものの大切さを体感

大学ニュース  /  地域貢献

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共栄大学は3月15日、「かすかべSDGsフォーラム2025(主催:かすかべSDGsパートナーズ)」に参加。SDGsに取り組む株式会社ユニクロ(ユニクロ・イオンモール春日部店)と協働し、同社と学生が主体となって廃材(服の端切れ)を活用したワークショップを実施した。

 共栄大学では、社会で通用する実践力を身につけ、社会の期待に応える人材育成に努めている。同大は春日部市が設置する「かすかべSDGsパートナーズ(※)」の会員であり、その活動の一環としてこのたび「かすかべSDGsフォーラム2025」に参加した。
 埼玉県春日部市は「SDGs未来都市」に指定されており、地域住民へのSDGsの普及啓発や地域全体のSDGs達成に向けて各自の取り組みを促進させることを目的として同イベントを実施。共栄大学は、事業経営にSDGsを取り込み実践しているユニクロと合同で、ボトムスの裾上げの際に発生する端切れを使用したバッグ作りのワークショップを開催した。
 共栄大学からは、国際経営学科で「SDGsと開発協力」について学んでいる小林尚行教授ゼミの3年生6名が参加。春日部市役所、ユニクロ・イオンモール春日部店との間で2度行われた準備会合の中で、ユニクロから提供された端切れを用いてゼミ生が試作したバッグが採用され、バッグ作りのワークショップを実施することになった。

 当日は、午前の部から午後の部にかけて4回開催。幼児から小学生、大学生、高齢者を含む幅広い年齢層の市民が参加した。
ワークショップ冒頭では、ユニクロからSDGsと海洋プラスチックの問題などについてクイズ形式の説明がされるとともに、ユニクロのSDGsに向けた取り組みを披露。
 その後、小林ゼミに在籍するネパールからの留学生が、バッグの持ち手部分にネパールのブレスレット「ラキ」で使われる編み方を採用したこと、ネパールにおいて妹が兄の手首に「ラキ」を結びつけることは兄弟姉妹の絆を象徴し、兄の長寿と幸福を祈るためのものであることを説明した。
 その後、参加者たちは廃棄となる端切れからバッグを作成。ものの命を生かしていくことの大切さや廃棄物を削減していくことの意義について、体験を通して学んだ。

 共栄大学では今後も、地域や企業との連携を通じ、学生の社会学力の向上と地域への貢献に取り組んでいく予定である。

◆かすかべSDGsフォーラム2025
【日 程】3月15日(土)
【会 場】春日部市役所、ララガーデン春日部
【主 催】かすかべSDGsパートナーズ
【共 催】かすかべ環境ネットワーク

(※)かすかべSDGsパートナーズ
 https://www.city.kasukabe.lg.jp/soshikikarasagasu/seisakuka/gyomuannai/14/8/5482.html

▼本件に関する問い合わせ先

共栄大学 総務課

飯村

住所

: 埼玉県春日部市内牧4158

TEL

: 048-755-2932

FAX

: 048-755-3198

1.jpg ワークショップ風景(ゼミ生が参加者に個別に説明)

2.jpg ネパールからの留学生による「ラキ」の由来についての説明

3.jpg ワークショップ参加者が服の端切れから作成したバック

4.jpg ワークショップ開催者集合写真(春日部市(右端)、ユニクロ社(右側)と共栄大学小林ゼミ生(中央より左側)