大妻女子大学

大妻学院創立者の名を冠した「コタカルーム」を英オックスフォード大学ハートフォードカレッジが設置――大妻女子大学

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大妻学院創立者・大妻コタカの名を冠した「コタカルーム」が、英国の名門オックスフォード大学ハートフォードカレッジ グラデュエートセンターに設置された。大妻学院は10年以上前から同カレッジと提携して留学プログラム(夏期・半年)を行っており、コタカルームは同学院の学生・生徒が渡英した際の学習室などとして利用する。両校の長年の交流と信頼関係を基盤に、今後の多彩な文化交流における進展の礎となることが期待される。

 グラデュエートセンターはテムズ川に面した緑に囲まれた閑静な場所にある。コタカルームはその中庭に面した南側1階にある広さ約30平方メートルの明るい部屋。部屋の入り口には「The KOTAKA ROOM」の表示がある。
 室内の壁には「大妻学院創立者で、日本女子教育界の先駆者である大妻コタカ(1884-1970)に因んで命名されました」と英語で記されたプレートと、創立者が卒業制作で作ったドレスをまとった20歳の時の写真が掲げられている。

 コタカルームは大妻学院の学生・生徒が渡英した際の学習室として利用するなど、グローバル化の新たな拠点となることが見込まれている。
 これにより、同カレッジでフォーマルなイベントや正餐が開催できるようになり、また同カレッジの教授による同学院での特別レクチャーもできるようになるなど、両校の交流は一層深化することになった。
 
 コタカルーム命名の調印式は2014年5月12日、ハートフォードカレッジで行われた。留学プログラムのコーディネートを始めとして、両校の親交に尽力してきた短期大学部英文科・井上美沙子教授(大妻中学高等学校校長)が同学院の代表として参加。ウィル・ハットン学長と固い握手を交わした。

 ハートフォードカレッジは女子教育の重要性に早くから着目し、オックスフォード大学の中で最も早く共学化したカレッジの一つ。同カレッジのホームページには、調印式当日の様子と合わせて「今年はカレッジ共学化40年目となる節目の年。日本の女子教育をけん引する大妻学院との絆を強めることは、まさにそれにふさわしい事業と言えます。大妻のみなさんにはコタカルームでの充実したオックスフォード体験を通じて、今後の日英における女子教育の進展に貢献してほしいですね」とのメッセージが掲載されている。

 同22日にはオックスフォード大学ニック・ローリンズ副総長が千代田キャンパスに来校し、花村邦昭理事長を表敬訪問。ローリンズ副総長は「コタカルームを架け橋にこれからも両校の親交を深めましょう」と語りかけ、花村理事長は「今年は創立者生誕130周年の記念すべき年。本学のルーツと言える手芸の展示会をコタカルームで開くなど、イベントを企画して交流を図りたいですね」と応えるなど、今後の交流の展望やコタカルームの活用方法について語り合った。

▼本件に関する問い合わせ先
 大妻女子大学 広報戦略室
 東京都千代田区三番町12
 TEL: 03-5275-6159
 FAX: 03-5275-6098