追手門学院大学

日本のオーストラリア研究の拠点・追手門学院大が「オーストラリアに関する授業を拡大!」

大学ニュース  /  教育カリキュラム

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全国唯一のオーストラリア研究所など、40年に渡ってオーストラリア研究に取り組んできた追手門学院大学は、2007年の国際教養学部(文学部からの改組)誕生を契機に、学部教育にもオーストラリアを取り入れ特色を出そうと、今年4月からオーストラリアに関する授業を拡大する。

 具体的には、全学部生を対象に開講しているオーストラリア入門科目「オーストラリアを学ぶ」に加え、「オーストラリアと国際社会」を設けるほか、2年生以上を対象に、学部の専門と関連したオーストラリア科目も設ける。
 更にオーストラリア研究の専任教員を採用し、国際教養学部アジア学科に、2年生から4年生の間でオーストラリアについて専門的に学ぶ演習クラス(ゼミ)を開講する。

 オーストラリアにとって、日本は最大の輸出国(2007年実績、日本貿易振興機構HPより)であるなど関係は深く、大学を挙げてオーストラリア教育・研究に取り組むのは全国的にも本学しかないだけに、これを機に「オーストラリアの追手門」のとして存在感を高めたいと考えている。
                     
1.開 講 日: 2009年4月から            
2. 開講内容:
★すべての学部の1年生から履修が可能★
・オーストラリアの基礎知識を学ぶ「オーストラリアを学ぶ」
・国際社会におけるオーストラリアを考える「オーストラリアと国際社会」

★2年生から学部によって履修が可能★
・世界経済におけるオーストラリアの位置を考える「オーストラリア経済論」
・農業やさまざまな産業を学ぶ「オーストラリア産業論」
・外交と国際交流事情「アジア・オーストラリア関係論」

★国際教養学部アジア学科2年生以上★
・「演習」科目(いわゆるゼミ)で、オーストラリアを専門に学ぶクラスを開設

▼本件に関する問い合わせ先
 追手門学院大学 入試広報課
 TEL: 072-641-9165

【参  考】
◎追手門学院大学のオーストラリア研究について

 追手門学院大学のオーストラリア研究は、本学創立の翌年(1967年)に始まる。当時は日豪貿易が盛んになり始めた時期であり、国内でオーストラリアに関心を向ける人は少ない中、当時文学部助教授であった評論家の竹村健一氏の提案を天野利武学長が受け、「オーストラリア研究所」を設置した。
 オーストラリアを専門とした大学関連の常設機関としては全国唯一の研究機関であり、オーストラリアやニュージーランドの研究者との共同研究を中心に、1975年創刊のオーストラリア専門学術雑誌『オーストラリア研究紀要』にまとめ、成果を発表している。

◎「オーストラリア・ライブラリー」について
 本学オーストラリア研究所の40年に渡る活動が評価され、オーストラリア政府の文化機関である豪日交流基金からオーストラリアに関する図書などの資料、およそ1万5千点が寄贈されたことを受け、2007年に本学附属図書館3階に開設した。
 本学にはすでにおよそ5千点のオーストラリアに関する資料があったが、寄贈を受け資料総数はおよそ2万点となり、全国最大級を誇る。
 また、オーストラリア専門の図書室自体が全国にないため、広く一般に開放している。

◎日本とオーストラリアの関わり
 オーストラリアにとって、日本は最大の輸出相手国(2007年実績、日本貿易振興機構HPより)である。
※2007年のオーストラリア 貿易統計 輸出(国・地域別)構成比率
  (日本貿易振興機構HPより)
1位 日本 19%    2位 中国 14.1%    3位 韓国 8%
4位 米国  6%    5位 ニュージーランド 5.6%