京都外国語大学

学生が主体となって取り組むさまざまな「国際活動」を大学が強力にサポート──京都外国語大学

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京都外国語大学では、異なる言語や文化、歴史を持つ世界中の人々と共生し、交流することで、学生自身の認識や知識を深め、国際社会で起こる問題に対応する力を養っている。とりわけ注目されるのは、将来国際社会で活躍するため学生が主体となって行う取り組みを「学生部が中心となり教職員が強力にサポートする」という、特色ある国際活動を推進している点だ。

 京都外国語大学(京都市右京区)では、建学の精神「PAX MUNDI PER LINGUAS(言語を通して世界の平和を)」のもと、今日まで種々の交流や活動を通して、世界にさまざまなアクション起こしてきた。
 特に、将来国際社会で活躍する学生を強力にバックアップするため、学生が主体となって行う取り組みを、学生部が中心となって教職員がサポートするという、特色ある国際活動を推進している。

 具体的に、学生が取り組んできた主な国際活動は以下の通り。

1. タイやフィリピンなどで住居建築活動
 貧困・居住問題に悩む地域で住居建築などの支援活動を行う国際的なボランティア団体の一つ、「京都外大ハビタット」では、学生が主体となって募金活動や啓発活動を行い、タイやフィリピンなどで建築活動を支援するなど、現地の子どもたちとの交流を図っている。主に、春・夏の長期休暇を利用して、年2回途上国での活動を行っている。

2. 2008年ニューヨークで開催の「模擬国連会議全米大会」に参加
 「京都外大国連サークル」は、国連で実際に討議されるテーマを部員同士で話し合うなど、国際社会について学んでいる。2008年には、ニューヨークで開催された「模擬国連会議全米大会」にも参加を果たした。

3. 世界の貧困解決をめざした「Imagine Peace~貧困と平和~」
 「京都外大ハビタット」と「京都外大国連サークル」は、2007年の学園創立60周年記念事業の一つとして、貧困のない平和な世界を構築するために何ができるのかを考え、行動に移すことを目的に『Imagine Peace ~貧困と平和~』を開催した。同イベントでは、国際シンポジウムや模擬国連、チャリティーコンサート、写真展など多彩なプログラムを実施し、貧困削減のために私たちができることは何かを考えた。
 ここで策定された「貧困解決へむけた6つのアクションプラン」を受けて、次年度以降も活動報告会を開催し、進捗状況や活動で集めた募金額などについて報告するなど、継続した発信活動を行っている。

4. カンボジアの子どもたちに「手づくりの絵本」を手渡し
 「P.C.C.(Picture Books for Cambodian Children)」では、内戦で教科書や絵本が焼かれ、勉強するものを失ってしまったカンボジアの子どもたちに、手づくりの絵本を手渡しする活動を行っている。絵本の翻訳や製本なども一から携わっており、学生たちが実際にカンボジアを訪れ、子どもたちに手渡しすることで本物の笑顔に触れ、現地の文化を理解するための貴重な機会を得ている。これらの活動については、同大の付属図書館がバックアップしている。
http://www.kufs.ac.jp/toshokan/PCC/pcc.htm

5. 学食のヘルシーメニューで、途上国との食の不均衡を解決
 主に国内で活動しながらも海外に視野を広げ、枠にとらわれない活動として、国内の大学で2番目に始めた「京都外大 TABLE FOR TWO」は、日常生活で欠かすことのできない「食」を通じた国際協力のための取り組みを展開している。
 具体的には、国連サークルの学生が中心となって考案した低カロリーのランチを学生食堂で注文すると、料金のうち20円が寄付金となり、途上国の子供たちの給食1食分に変わるというもの。途上国で飢えに直面する人々が増加する一方、先進国での肥満や生活習慣病に苦しむ人々が増えているという食の不均衡を解消することを目的としている。
 この活動では、企画・宣伝・盛付作業までを、学生が学生食堂の協力を得て行っている。
(※TABLE FOR TWO: 2007年に日本から始まった新しい社会貢献運動)
http://www.kufs.ac.jp/student/tft/index.html

▼本件に関する問い合わせ先
 京都外国語大学 企画広報室
 〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
 TEL: 075-322-6219
 FAX: 075-322-6246
 http://www.kufs.ac.jp/