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　ポスターはデザイナーのアイデアの宝庫である。古今東西のデザイナーは、よりよく内容を伝えるために知恵を絞ってきた。その際、重要な役割を果たしたのが、文字を用いたデザイン＝タイポグラフィである。文字は情報を正確に伝えるツールであるとともに、ポスター全体の印象を左右する大切なデザイン要素である。その意味でタイポグラフィは、いわばポスターデザインの影の主役といえる。

　東京都庭園美術館で２０１１年１月２９日（土）より開催される「２０世紀のポスター［タイポグラフィ］―デザインのちから・文字のちから」展では、このタイポグラフィに焦点を当て、２０世紀を代表するポスター作品約１１０点を紹介する。なお、同展は多摩美術大学が企画協力しており、同大美術館の所蔵品も多数出展される。

　さらに、２月１９日（土）には国立科学博物館附属自然教育園（予定）にて、「タイポグラフィと私」（仮称）と題したトークショーを開催。同大グラフィックデザイン学科の佐藤晃一教授、中島祥文教授、澤田泰廣教授が、デザイナーにとっての「タイポグラフィ」とは何かをテーマに語る。

◆「２０世紀のポスター［タイポグラフィ］―デザインのちから・文字のちから」
【開催期間】
　２０１１年１月２９日（土）～３月２７日（日）
【開館時間】
　１０：００～１８：００（入館は１７：３０まで）
【休館日】
　第２・第４水曜日（２月９日、２３日、３月９日、２３日）
【開催会場】
　東京都庭園美術館（ 〒108-0071東京都港区白金台5-21-9 ／TEL： 03-3443-0201 ）
　アクセス：　ＪR山手線目黒駅（東口）、東急目黒線目黒駅（正面口）より徒歩７分
　　　　　　　都営三田線、東京メトロ南北線白金台駅（1番出口）より徒歩６分
【入館料】
　一般１０００（８００）円
　大学生〔専修・各種専門学校含む〕８００（６４０）円
　小・中・高校生、６５歳以上５００（４００）円
【URL】
　http://www.teien-art-museum.ne.jp
【主催】
　公益財団法人東京都歴史文化財団東京都庭園美術館、日本経済新聞社
【後援】
　東京都（予定）
【企画協力】
　多摩美術大学
【特別協力】
　株式会社竹尾
【年間協賛】
　戸田建設株式会社、東京ガス株式会社
【展示構成】
　●第１部　読む文字から見る文字へ：タイポグラフィの革新（１９００～３０年代）
　●第２部　タイポグラフィの国際化：モダンデザインの展開と商業広告の拡大（１９４０～５０年代）
　●第３部　躍動する文字と図像：大衆社会とタイポグラフィの連結（１９６０～７０年代）
　●第４部　電子時代のタイポグラフィ：ポストモダンとＤＴＰ革命（１９８０～９０年代）
【主な出品作家】（展示点数：約１１０点／出品作家：約９０名）
　アドルフ・ムーロン・カッサンドル、エル・リシツキー、マックス・ビル、マックス・フーバー、ジョヴァンニ・ピントーリ、エミル・ルーダー、ヨゼフ・ミューラー＝ブロックマン、アルミン・ホフマン、ハーブ・ルバリン、ウェス・ウィルソン、ヴォルフガング・ヴァインガルト、アラン・フレッチャー、エイプリル・グレイマン、ブルーノ・モングッツィ、山城隆一、亀倉雄策、原弘、田中一光、粟津潔、植松国臣、横尾忠則、杉浦康平など。

◆トークショー「タイポグラフィと私」（仮称）
【開催日時】
　２０１１年２月１９日（土）　１４：００～１５：３０（開場１３：３０）
【開催場所】
　国立科学博物館附属自然教育園（予定）
【講師】
　佐藤晃一氏（多摩美術大学教授）
　中島祥文氏（多摩美術大学教授）
【司会】
　澤田泰廣氏（多摩美術大学教授）
【受講料】
　無料、事前申込制。定員８０名
【トークショー申し込み方法】
　参加ご希望の方は、（１）イベント名（２）郵便番号、住所（３）氏名、フリガナ（４）電話番号（５）メールアドレスを明記の上、下記申し込み先までメール送付。２月４日（金）締め切り。
　E-mail：　info@teien-art-museum.ne.jp
　住所：　〒108-0071　東京都港区白金台5‐21－9
　　　　　東京都庭園美術館「20世紀のポスター[タイポグラフィ]」展係
※1通につき1名様の応募に限ります。
※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
※抽選の結果は当選通知（はがきにて郵送）の発送をもって代えさせていただきます。
※インターネットのご利用環境にない方は電話にて申し込みを受けつけます。
　TEL：　03-3443-0201

▼本件に関する問い合わせ先
　多摩美術大学　企画広報部
　TEL：　03-3702-1168
　FAX：　03-3702-9416