多摩美術大学

人を繋ぐ、心を繋ぐ、町を繋ぐ30日間――多摩美術大学OBでアーティストの開発好明さんらがチャリティー展「デイリリー・アート・サーカス」を開催

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多摩美術大学卒業生でアーティストの開発好明さんらによる被災地支援活動「デイリリー・アート・サーカス」が動き始めた。これはトラックにアート作品を詰め込み、日本列島を横断しながら行うチャリティー展で、8月から始まる巡回展に先駆け、6月25日(土)には福島県相馬市を訪問。子どもに楽しんでもらえる彫刻の展示などを中心に、ワークショップなども開催する。観覧無料。

 「デイリリー・アート・サーカス」とはトラックにアート作品を詰め込み、西日本から日本列島を横断しながら行うチャリティー展。最終的には被災地を訪問し、無料で作品を楽しんでもらうことを目的としている。

 「デイリリー・アート・サーカス」を企画したのは、多摩美術大学卒業生(93年大学院油画修了)でアーティストの開発好明(かいはつ・よしあき)さんで、運営は同大学生が行っている。
 開発さんは、「多くの地域から義援金と物資を集める事も重要なのですが、被災地域、日本全体が再生して行くためには西日本、日本全域での経済活動、文化活動の活性化が不可欠であり、この活動によって点として展覧会を経験するのでは無く、線として、もしくは日本の繋がり、気持ちのつながり、町のつながりを感じて欲しいと共に、この閉塞感を動いているという活動を視覚的に経験する事で、それぞれの新たな活動に繋がって欲しいと思っています」と語る。

 チャリティー展は8月から9月にかけて10カ所での開催を予定している。会場ではソフト彫刻を中心とした触れ合いが可能な作品、サーカスが町にやってきたようなドキドキする内容の作品を中心に展示し、オリジナルTシャツやアニメーションを作成するワークショップもあわせて開催する。収益金は日本赤十字社を通してすべて被災地に寄付され、集められた物資は20カ所の被災地域会場に直接届けられる。

 こうした中、開発さんらは8月から始まる巡回展に先駆け、6月25日(土)に福島県相馬市をプレ訪問する。詳細は以下の通り。

◆デイリリー・アート・サーカス2011 in 相馬
【開催日時】
 6月25日(土) 12:00~16:00
【会場】
 スポーツアリーナそうま「柔道場」「剣道場」
 福島県相馬市中村字北町55-1
 TEL: 0244-37-2309
【アーティスト】
 高橋士郎(情報デザイン学科教授)
 野田裕示(油画専攻教授)
 吉澤美香(油画専攻教授)
 磯崎道佳(96年大学院彫刻修了)
 木村崇人(現代美術作家)
 タムラサトル(現代美術作家)
 開発好明(93年大学院油画修了)
 (順不同、敬称略)

※日頃の活動の様子はブログやツイッターで発信中。
 http://daylily-art-circus-2011.blogspot.com/
 http://twitter.com/#!/daylily2011

▼本件に関する問い合わせ先
 多摩美術大学 企画広報部
 TEL: 03-3702-1168
 FAX: 03-3702-9416