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清泉女子大学は11月24日(土)に、チャリティ・コンサート「被爆ピアノとヴァイオリンの語らい」を開催する。広島で被爆した日本最古級のグランドピアノを用い、バッハやショパンなどをヴァイオリンと共演。カトリック東京ボランティアセンターを通し、収益を福島で被災された人々に送る。入場料2000円、要事前申し込み。
清泉女子大学の建学の精神はキリスト教ヒューマニズムにあり、「まことの知・まことの愛」(VERITAS et CARITAS)をモットーに、人間の尊厳をいつくしみ、いのちを尊び、自然環境との調和に生きることを大切にしている。
昨年3月11日に発生した東日本大震災、その後の原発事故による放射能汚染は、生活の基盤である環境と人のいのちそのものを脅かしている。
こうした中、同大は人間と全ての生き物のいのちが脅かされることのない世界を願い、祈りを込めて、被爆ピアノとヴァイオリンによるチャリティ・コンサートを開催する。
このコンサートでは、1945年8月6日に広島で被爆したにもかかわらず、関係者の尽力で見事に復元され、誕生して約100年になる日本最古級の6本脚のグランドピアノがヴァイオリンと共演する。同年8月9日に被爆した長崎・浦上天主堂の被爆マリア像のコラージュをバックに、それらが無言で発するメッセージに耳目を集中し、悠久の人類の行く末に思いをはせる機会を提供する。
◆チャリティ・コンサート「被爆ピアノとヴァイオリンの語らい」
【日時】
2012年11月24日(土)14:00~16:00 開場13:30
【会場】
清泉女子大学講堂
〒141-8642 東京都品川区東五反田3-16-21
【入場料】
2,000円(学生、障がいのある方:1,000円)
【演奏者】
鈴木健史(ヴァイオリン)、鈴木弘子(ピアノ)、コロンえりか(ソプラノ)
【プログラム】
・バッハ=グノー/アヴェ・マリア
・ショパン/別れの曲
・ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ「クロイツェル」
・被爆マリアに捧ぐアヴェマリア
・浜辺の歌
・復興支援ソング「花は咲く」など
【共主催】
清泉女子大学、清泉女子大学発展協力会、「被爆ピアノとマリア」プロジェクト実行委員会
【協賛】
WCRP(世界宗教者平和会議)女性委員会
【収益の送り先】
福島で被災された方々(カトリック東京ボランティアセンターを通しての支援活動)
●被爆ピアノについて~世界でたった1台、原爆の災禍から、甦ったピアノの音色~
大正初期に製造された6本脚のヤマハグランドピアノは、爆心地から2キロの国民学校(小学校)で被爆した。終戦後間もなく、多くの人々の情熱が結集されて見事に修復され、美しい音色を取り戻した。エリザベト音楽大学(広島)の開校の時にも「焼け跡に音楽を」と、この被爆ピアノは活躍した。その後、「平和教育のために」と、被爆二世の調律師、矢川光則さんに託された。
今回初めて大井川を越えてやって来たこのピアノが奏でる音色は、3.11後に生きる私たちに、困難から立ち直る勇気と平和の尊さを語りかける。
▼本件に関する申し込み・問い合わせ先
清泉女子大学カトリックセンター
〒141-8642 東京都品川区東五反田3-16-21
TEL: 03-5421-3375 (月曜~金曜 10時~18時)
E-mail: catho@seisen-u.ac.jp
大学・学校情報 |
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大学・学校名 清泉女子大学 |
URL https://www.seisen-u.ac.jp/ |
住所 東京都品川区東五反田3-16-21 |
清泉女子大学の建学の精神は、キリスト教ヒューマニズムにあり、「まことの知・まことの愛(VERITAS et CARITAS)」の追究をモットーとしています。少人数教育による人格的触れ合いを通して、自分で考え、判断し、決断することのできる女性を育成します。また自国の文化と異文化を理解し、地球市民として共に生きる姿勢を大切にし、地に足のついた緑ゆたかな大樹のようにしっかり育てます。 |
学長(学校長) 佐伯 孝弘 |