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大谷大学博物館が開館10周年を記念して、2013年度特別展「伊能忠敬の日本図」を開催

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今年、大谷大学博物館は開館10周年を迎える。その記念として、2013年度特別展では「伊能忠敬の日本図」と題して、フランスで1970年代に発見された『大日本沿海輿地全図』中図(日本写真印刷株式会社蔵 本館受託)を中心に、忠敬の全国測量を伝える国宝「伊能忠敬関係資料」(伊能忠敬記念館蔵)などをまじえ、約200年前に作成された精密な日本地図の世界を紹介する。会期は6月11日~8月5日(日・月曜は休館)。

 大谷大学博物館では開館10周年記念として、2013年度特別展「伊能忠敬の日本図」を開催する。

 伊能忠敬(1745~1818)は約200年前、当時の最新の測量技術を駆使して日本全国を測量し、それまでになかった精密な日本地図を作成した。それが『大日本沿海輿地全図』(以下「伊能図」)である。伊能図は、今日の日本地図に比してもたいへん正確であり、その測量や製図の技術は驚嘆に値する。

 伊能図は、「大図」(3万6千分の1)214鋪、「中図」(21万6千分の1)8鋪、「小図」(43万2千分の1)3鋪からなり、文政4年(1821)に完成し、幕府へ上呈された。今日、伊能図は国内外に複数伝来しているが、なかでもフランスで1970年頃に発見された伊能中図(イヴ・ペイレ氏旧蔵)は、東京国立博物館蔵伊能中図(重要文化財)と並ぶ優品として名高いものである。来歴は未詳ながら針突法によって制作された副本であり、針穴も鮮明な完成度の高いものといえる。

 この伊能中図は2003年11月~2004年2月にかけて、日本写真印刷株式会社によって修復され、現在は同社の所蔵となっている。本展では、日本写真印刷株式会社のご協力を得て同社蔵の伊能中図8鋪を展示し、あわせて伊能忠敬の足跡を紹介する。

◆大谷大学博物館10周年記念 
 2013年度特別展「伊能忠敬の日本図」

【日時】
 2013年6月11日(火)~8月5日(月)10:00~17:00(金曜日は19:00まで)
 ※日曜日・月曜日は休館(6/16、7/21、8/4・5は開館)

【会場】
 響流館1階 博物館

【観覧料】
 一般・大学生/500円、小高校生/無料

【後援】
 文化庁、京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会、株式会社京都新聞社

【協力】
 日本写真印刷株式会社、株式会社エフエム京都

【主催】
 大谷大学博物館

 ※詳細はPDF(2013年度特別展「伊能忠敬の日本図」チラシ)を参照。

(参考)大谷大学ホームページ
 ≪大谷大学博物館 2013年度特別展「伊能忠敬の日本図」≫
 http://www.otani.ac.jp/news/nab3mq000002c25y.html

▼本件に関する問い合わせ先
 大谷大学博物館
 TEL: 075-411-8483
 FAX: 075-411-8146