帝京平成大学

読売巨人軍主催の福島での公式戦に被災者ら1,000名を招待~学生もボランティアスタッフとして参加――帝京平成大学

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帝京平成大学では、東日本大震災直後の2011年夏より、福島県内で開催される読売ジャイアンツ主催試合において、「読売・帝京平成大学チャリティーシート」と題して福島県内の被災者ら約1,000名を招待する活動を続けている。4回目となる今年度は、5月13日(火)にいわきグリーンスタジアムにおいて開催された「読売ジャイアンツ×東京ヤクルトスワローズ」戦で実施した。また本年度は、同大現代ライフ学部レジャービジネス学科(※現観光経営科)の学生15名がボランティアスタッフとしてイベントのサポートをした。

 今回の学生ボランティアスタッフの主な役割は、試合開始直前に子どもたちが守備位置で選手を迎える「選手と守ろう On Your Marks」というイベントで子どもたちをサポートすることと、チャリティシート招待者のうち高校生以下の来場者に「チャリティシート用ジャイアンツタオル」を配布することで、いわきグリーンスタジアム到着後、関係者から当日の役割や注意事項などの説明を受けた。

 招待者が球場に到着すると、学生ボランティアスタッフはそれぞれの配置についた。チャリティシート最寄りのコンコースに配布用ブースを設け、タオルをセットし、高校生以下の招待者へ配布した。

 一方「選手と守ろう On Your Marks」は、試合開始直前に各守備位置に1人ずつ子どもが立ち、1回表の守備につくジャイアンツの選手を迎えるというイベンで、選出された子どもたちにとっては、目の前にプロ野球選手を迎え、握手をするという期待感にあふれたイベントであった。今回は、市内の少年野球チームなどから選出された9名の子どもたちが務め、1人の子どもに1名の学生ボランティアスタッフがサポート役につき、守備位置まで誘導、選手を迎えて子どもたちが退場するまでを見守った。

 また、ボランティア翌日はいわき市内の東日本大震災で被災した観光地である「スパリゾートハワイアンズ」と「アクアマリンふくしま」の2ヶ所を訪問し、関係者の方から震災当時の様子やその後の復興に向けての道のりについてお話を聞いた。観光政策やビジネスについて学んでいる学生たちにとって、復興にむけてどのような取り組みがなされてきたのかに強い関心を持ったようで、「接客方針」「地元住民へのサービス事業」「フラガールの選抜方法」「集客のための新しい工夫」「職員採用について」「課題は何か」など積極的な質問が相次いだ。

※詳細HP(帝京平成大学)
 http://www.thu.ac.jp/main/charitymatch.html