千葉工業大学

世界で初めて「からあげクン」を成層圏に到達 -- 千葉工業大学

大学ニュース  /  先端研究  /  産官学連携

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

千葉工業大学惑星探査研究センター(PERC)では2016年よりモンゴル国にて成層圏まで気球をあげ、宇宙から飛来する宇宙塵を採集する実験を進めてきました。実験開始以来、放球した15機(2018年1月現在)すべての陸上回収に成功しているノウハウを活用し、株式会社ローソンが2017年12月5日に発売した「からあげクン ブラックホール味(ブラックペッパー)」のPR動画製作協力の一環として、世界で初めて「からあげクン」を成層圏に到達させることに成功しました。

 2017年9月にモンゴルの首都ウランバートルの郊外、テレルジ国立公園付近にて、からあげクンのキャラクターぬいぐるみを搭載した気球を放ち、実験を開始しました。気球は離陸後、成層圏へ到達。PERCが保有する気球飛行シミュレーション、通信機器が正常に動作し、からあげクンは目標地点に着陸、無事にからあげクンの回収に成功しました。日々変化する高層大気の風向風速により、気球落下地点は大きく変化するため、からあげクンと撮影データを無事に回収するためには、PERCが保有する気球飛行シミュレーションのノウハウと正確に位置情報を発信する通信技術は、本実験では欠かせない技術と言えます。また、本実験では、リコーITソリューションズ株式会社様よりご提供頂いた360度カメラ「シータ」による全球映像とアクションカメラによるハイビジョン映像の撮影成功により、からあげクンと地球の外縁の映像を同時にカメラにおさめることができました。

 株式会社ローソンは「ローソン宇宙プロジェクト」( https://www.lawson.co.jp/lab/space/ )と題して、宇宙をテーマにローソン独自のコンテンツと宇宙のコラボレーション企画を展開し、2017年5月から6月にかけて「からあげクン宇宙で食べたい味」企画を開催しました。この企画は、2020年に「宇宙日本食」として認証を受けることを目標にしている「からあげクン」の、宇宙で食べたい味を一般から募集する企画でした。インターネット投票の結果、竹炭パウダーとイカ墨を使用し、ブラックペッパーを効かせたブラックホール味がグランプリに選ばれました。

 https://www.lawson.co.jp/lab/space/art/1316707_7657.html

▼本件に関する問い合わせ先

入試広報課

畑 憲作

TEL

: 047-478-0222