湘南工科大学

湘南工科大学の長澤可也教授らが開発した「VR永福寺(ようふくじ)」が9月15日から鎌倉歴史文化交流館で常設公開 -- 鎌倉市との協働事業

大学ニュース  /  産官学連携  /  IT情報化  /  地域貢献

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

湘南工科大学(神奈川県藤沢市)コンピュータ応用学科の長澤可也(かや)教授の研究室が開発した「VR永福寺(ようふくじ)」が、このたび鎌倉歴史文化交流館(神奈川県鎌倉市)で常設公開されることとなった。これは、VRヘッドマウントディスプレイを利用した3DCG映像で源頼朝が建てた永福寺の幻の大伽藍(だいがらん)を再現したデジタルコンテンツで、同大と同市の協同事業の一環として開発されたもの。中世の世界へタイプスリップしたかのような、臨場感あふれる永福寺の姿を体感することができる。

 永福寺は、奥州攻めで亡くなった人々の鎮魂のために源頼朝が建立した寺院。中世を通じて隆盛したが、室町時代に焼失し、後に廃寺になった。鎌倉市による長年にわたる発掘調査によって建物の規模や庭園の様子などが明らかになり、現在は史跡公園として一般公開されている。

 学校法人湘南工科大学は2010年に鎌倉市と「鎌倉市と湘南工科大学との協働による世界遺産登録事業等に関する覚書」を締結(2017年更新)。以降、長澤可也教授の研究室は、鎌倉市からの資料提供および学術的助言を交えながら「VR永福寺」の開発と製作に取り組んできた。
 「VR永福寺」は、VRヘッドマウントディスプレイを利用し、幻の大伽藍を臨場感あふれる3DCG映像で再現したデジタルコンテンツ。今回、2017年10月~12月にかけて開催された企画展「甦る永福寺」において設置したものを、常設公開に当たって改良。博物館での運用に合わせて再生時間の選択機能や操作の簡略化、解説音声の追加などを行った。

■「VR永福寺」常設公開 概要
【設置場所】 鎌倉歴史文化交流館 別館 交流室
【台 数】 1台
【運用開始時期】
 2018年9月15日(土)から
※同日より企画展「出土漆器の美」、古写真展「激動の鎌倉」を開催

■鎌倉歴史文化交流館
【開館時間】 10:00~16:00(入館は15:30まで)
【休館日】 日曜・祝日、年末年始、展示替え期間 など
【観覧料】 一般300円[210円]、小・中学生100円[70円]※[ ]内は20名以上の団体料金
【住 所】 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-5-1
【アクセス】 JR鎌倉駅、江ノ電鎌倉駅より徒歩7分

(参考)
・「国指定史跡永福寺跡」のコンピューターグラフィックによる復元
 http://www.bukenokoto-kamakura.com/yofuku-ji/index.html
・鎌倉歴史文化交流館(鎌倉市公式サイト内)
 https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/rekibun/koryukan.html

▼本件に関する問い合わせ先

湘南工科大学 大学事務局

市村省一郎

住所

: 神奈川県藤沢市辻堂西海岸1-1-25

TEL

: 0466-30-0222

FAX

: 0466-35-2055

E-mail

ichimuras@center.shonan-it.ac.jp

【広報用】VR永福寺(湘南工科大学・長澤研究室制作).jpg