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　超高齢社会となっている日本において、高齢者の「介護予防」の重要性が高まっています。高齢者の日常生活を低下させないためには、健康的な体力と精神機能を維持することが大切です。そのため、各市町村やボランティアグループ、あるいは病院や高齢者施設などで、高齢者の健康増進を含めた介護予防事業が行われています。しかし、それらの取り組みの効果判定は曖昧で、科学的根拠に基づいた報告は数少ないのが現状です。効果的で、対象とする高齢者に最適な介護予防事業を行うためには、まず、その地域で生活している高齢者の体力や精神機能の現状を把握することが重要です。

　本取り組みでは、これまでに1,000人を超える野洲市在住高齢者の方々にご参加いただき、調査を行っています（2014年度392人、2015年度258人、2016年度246人、2017年度272人）。その調査結果をもとに、これまでに高齢者サポートブックや野洲市への調査報告書の作成、また学生が企画・出演する「たちばな健康体操ＤＶＤ」の製作など、教員と学生が連携し、さまざまな取り組みを行っています。
　今年度も、引き続き野洲市に在住している高齢者の身体・認知・精神心理機能の実態調査を行うことにより、今後、より効果的な介護予防プログラムを構築するための基礎資料を作成し、同地域高齢者の健康促進に寄与したいと考えています。

※下記をご参照のうえ、ぜひご取材いただき、貴媒体の読者・視聴者の方々へご紹介いただければ幸いです。なお、誠に勝手なお願いで恐縮ですが、９月６日(木)10時～11時の間にご取材いただけましたら、調査の実態がよくご理解いただけると考えております。何卒よろしくお願い申し上げます。

■滋賀県野洲市に在住している高齢者の健康づくりに関する調査研究 概要

【研究期間】

　2018年９月３日(月)～９月７日(金)　
　午前の部：10時～12時／午後の部：13時30分～15時30分
※申し込みは終了しています。　

【取材・撮影希望日時】
　2018年９月６日(木)　10時～11時

【会場】

　野洲市総合防災センター２階　研修室（東消防署内）滋賀県野洲市辻町４８８

【測定の方法】
　65歳以上の方を対象に、体力測定(握力、上体起こし、 長座体前屈、開眼片足立ち保持時間、TUG、5m歩行、下肢筋力評価)に加えて、活動能力、認知機能、注意機能、精神的健康度を測定します。検査は午前中のグループ、または午後のグループのどちらかに参加していただき、所要時間は説明の時間を含めて２時間程度です。

【検査のスケジュール】
午前グループ　　　　　　　　　　　　　　　　　
　10:00　受付・検査の説明　　　　　　　　　　　　
　10:15　血圧測定と問診後、検査開始　　　　　　　
　12:00　検査終了、安全確認、今後について説明　　

午後グループ
　13:30　受付・検査の説明
　13:45　血圧測定と問診後、検査開始
　15:30　検査終了、安全確認、今後について説明

【調査研究結果の活用に向けた今後の取り組み】

(1)研究協力いただく高齢者の方々には、自身の結果を提供し、介護予防や健康管理の手がかりにしていただきます。
(2)野洲市へは、今後の効果的な介護予防プログラムを構築するための基礎資料として、調査報告書を提出します。

【調査代表者】
　村田　伸 教授(京都橘大学健康科学部理学療法学科)

※当日ご取材いただける場合は、事前に下記担当者までご連絡いただきますようお願い申し上げます。