大学通信が提供する大学情報に特化した広報支援サービス 大学プレスセンター

【本件のポイント】
◆文教大学付属小学校は、2020年度のプログラミング教育必修化に先駆け、「Pepper」を利用し小学生が楽しさ・達成感を味わえる独自の題材でプログラミング教育を実施
◆小学生自らが聞き手の園児のことを考え、昔話・童話のストーリーや演出を一つ一つプログラムし、読み聞かせを行った

　総合的な学習の授業の一環として行った今回の取り組みは、「Pepper」専用のプログラミングのサイト「Robo Blocks」を利用し、児童がプログラミングを体験しながら、意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を養うことを一つの目標としています。その上で、より楽しさや面白さ・達成感などを味わえる題材で小学生にプログラミング体験をさせるという意図に基づき独自に実施したものです。

　学校説明会当日に向けて、6年生児童は、ストーリーだけでなく「しゃべる」「動く」「画像を表示する」などのブロック化された命令を組み合わせ、読み聞かせの準備を進めてきました。「Pepper」が喋る速度や声の高さ、BGM等も、児童が「どうしたら園児がわかりやすく楽しめるか」という聞き手の気持ちを考え、一つ一つ設定しました。

　当日は、保護者が説明を聞いている間、お預かりしている園児を対象に、代表として選ばれた児童4名が制作した『赤ずきん』『3匹のぶた』『うさぎと亀』『マッチ売りの少女』の昔話および童話が披露されました。会場では「Pepper」の独特な言い回しや動きに園児から笑いが起こり、聞きなじみのあるストーリーに挿入される「みんなもうさぎみたいに油断せずコツコツ頑張ろうね」などの児童オリジナルの呼びかけに聞き入っていました。

　文教大学付属小学校では今回の説明会に限定せず、これからも児童の主体的なプログラミング教育を実践していきます。