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金沢大学と株式会社ダイセルが共同研究講座「先導科学技術共同研究講座」を新設 -- 看板除幕式を挙行

大学ニュース  /  産官学連携

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金沢大学(石川県金沢市)はこのたび、株式会社ダイセル(大阪市北区)との共同研究講座「先導科学技術共同研究講座」を新設する。それに伴い、8月2日に株式会社ダイセルの小河義美代表取締役社長らを招いて看板除幕式を執り行った。今後、同講座では同社から特任教員2名を受け入れ、セルロースを原料にした新たな素材の効率的な製造方法の研究やレアメタルの回収などに用いる資材の開発などに取り組んでいく。

 金沢大学と株式会社ダイセルは2018年7月、「産学連携の包括的推進に関する協定」を締結。同年10月には協定に基づき、同大学院自然科学研究科内に「次世代セルロース科学連携講座」を設置している。

 このたび、同社との共同研究講座「先導科学技術共同研究講座」と同研究室を学内に新設。同社から特任教員2名を受け入れることとなった。
 共同研究講座とは、大学が施設や設備を提供し、企業から教員と研究費を受け入れることによって、企業と共に大学の研究成果の社会実装および産業展開を目指す新たな研究制度。同大では今回が初の取り組みとなる。

 講座の新設に伴い、8月2日に金沢大学で看板除幕式を開催。同社の小河義美代表取締役社長をはじめとする役員を招き、同大角間キャンパスの自然科学1号館に新しく設置された看板を公開した。
 式に先立って行われた共同記者会見で、小河代表取締役社長は「金沢大学の優れた研究成果の産業応用に魅力を感じている」とあいさつ。また、山崎光悦学長は「世の中に実装されて初めて研究が役に立つ。出口に近い研究を進められることは本学にとっても大きく期待したい」と語った。

 同講座では今後、セルロースを原料にした新たな素材の効率的な製造方法の研究やレアメタルの回収などに用いる資材の開発などを行っていく。

●株式会社ダイセル
  https://www.daicel.com/

(関連記事)
・金沢大学が株式会社ダイセルと産学連携の包括的協定を締結 -- セルロース分野の研究や技術者育成を強化(2018.10.04)
 https://www.u-presscenter.jp/2018/10/post-40162.html

▼本件に関する問い合わせ先

金沢大学 総務部広報室

住所

: 〒920-1192 石川県金沢市角間町

TEL

: 076-264-5024

FAX

: 076-234-4015

E-mail

koho@adm.kanazawa-u.ac.jp

看板除幕式で手を取り合う山崎学長(左)と小河代表取締役社長(右).JPG 看板除幕式で手を取り合う山崎学長(左)と小河代表取締役社長(右)

記者会見の様子.JPG 記者会見の様子

あいさつする小河代表取締役社長.JPG あいさつする小河代表取締役社長

あいさつする山崎学長.jpg あいさつする山崎学長