就職の厳しい状況の中、求人数を増やした“もの大の就職力”――ものつくり大学
ものつくり大学(埼玉県行田市)は、2001年に開学し、これまでに6回卒業生を送り出してきた。実技と講義をバランスよく融合した独自のカリキュラムを展開し、即戦力となるエンジニアを育成している。こうした同大の教育理念は産業界からも高く評価され、毎年90%を超える就職率を維持し続けている。
2011年版大学ランキング(朝日新聞出版)では、就職担当教員数12位、教員1人あたり学年定員が5位となった。この就職力の強さは、工科系単科大学の利点を活かしたきめ細かい就職支援によるものだ。以下、具体例をいくつか紹介する。
同大は2009年度に文部科学省の「大学教育・学生支援推進事業 学生支援推進プログラム」に採択された。専門家のキャリアカウンセラーを配置し、教員・事務職員・キャリアカウンセラーが三位一体となったサポート体制を構築した。また、各学科2回の企業見学バスツアーなども開催し、学生のモチベーションアップや業界研究に繋げている。
さらに、2009年度に学内で就職支援本部を新設し、企業・団体等に対する求人依頼活動を強化した。その結果、前年度に比べて求人数は120件増加。就職希望者約240人に対し、同大への求人数は1,300社を超えた。
学内で開催する就職支援のためのガイダンスは、SPI対策講座や就職活動実践講座、エントリーシート添削課題、模擬面接、業界研究会など年間30回におよぶ。また、学内合同企業説明会には毎回30社以上が参加する。2009年度は計6回開催し、約240人の就職希望者に対し、209社が求人のため同大の説明会に参加した。
同大では、保護者を対象とした説明会も開催している。就職活動に役立つ情報を提供するだけでなく、学生の就職活動への理解と協力を促し、保護者も含め、就職活動へのモチベーションを高めている。
教職員の学生対応も実に懇切丁寧だ。就職インターンシップ係の事務窓口においても、学生が持ち込んだエントリーシートをその場で一言一句添削指導する。個別対応によって、学生一人ひとりの長所を活かし、意識を高め、就職活動に積極的に取り組める環境を提供している。なお、在学生だけでなく、卒業生にも卒業後の経過年数にかかわらず、同様に就職支援を行っている。
また、学生は長期インターンシップにより、企業等で40~80日間の就業経験をすることで、技術や知識の修得だけでなく、社会人基礎力を高め、大きく成長する。この経験が、就職活動にも大いに役立っている。
▼本件に関する問い合わせ先
ものつくり大学 学務部
埼玉県行田市前谷333番地
TEL: 048-564-3200
FAX: 048-564-3201
E-Mail: kubota◎iot.ac.jp
(「◎」は「@」を示します)
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