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酪農学園大学がロボット技術やAI・ICTを導入した「未来型ロボット牛舎」を建設 ―「農場・Renewプロジェクト」を推進、酪農と最先端技術が調和した「楽農」を目指す

酪農学園大学がロボット技術やAI・ICTを導入した「未来型ロボット牛舎」を建設 ―「農場・Renewプロジェクト」を推進、酪農と最先端技術が調和した「楽農」を目指す
酪農学園大学(北海道江別市)では「農場・Renewプロジェクト」として、最先端のロボット技術やAI・ICTを活用した「未来型ロボット牛舎」の建設を進めている。これは、「酪農学園 フィールド教育研究センター」の牛舎の建て替えに伴う取り組み。新牛舎には、自動搾乳や給餌・除糞などのロボット設備を導入し、省力化とともに動物福祉(アニマルウェルフェア)に配慮した飼養環境の実現を図る。2026年中の完成を予定しており、完成後は教育と研究の実践を一体化した学びの拠点として、次世代の酪農を担う人材育成に活用する。

 「酪農学園 フィールド教育研究センター」では、学園の実学教育に関わる教育運営や施設を一元化し、農業の教育研究を展開している。
 牛舎の建て替えに伴う「農場・Renewプロジェクト」は、担い手不足や労働負担といった課題に直面する酪農を、人と牛、そして最先端技術が調和する「楽農」へと進化させることを目指す取り組みとなる。

「農場・Renewプロジェクト」
建築コンセプト(Concept)
○先端技術による未来型酪農教育
 ロボットやAI、ICT等の先端技術を導入し、省力化と効率化を図るとともに、未来型酪農を学生が実践的に学べる教育環境を整備する。
○国際基準に基づく動物福祉の実践
 国際的な動物福祉の潮流に対応し、科学的根拠に基づく快適な飼養環境を実現する。
○「健土健民」を体現する教育農場
 「健土健民」の理念のもと、自然・土壌・家畜・人の健やかな循環を目指す教育農場を構築する。

計画概要(Outline)
【第1期工事】ロボット牛舎新築
・工事名称:酪農学園大学 ロボット牛舎新築工事
・工事場所:所在地:〒069-0836 北海道江別市文京台緑町569-38
・工期:2025年8月~2026年12月(予定) ※既存施設解体等の準備工事を含む
・構造:鉄骨造2階建, 延床面積 2,541.06m²
・飼育頭数:約150頭
・導入設備:自動搾乳ロボット、自動哺乳ロボット、給餌ロボット、除糞ロボット、ミルククーリングシステム
【第2期工事】哺育舎新築および育成舎改修
 詳細が決定次第、順次、HPに情報を掲載。

■メッセージ(Message)
●岩野英知(酪農学園大学 学長)
【「酪農」から「苦労」を引く。それが、僕たちの新しい数式だ。
 ~ロボットが働き、人が愛する。技術と生命(いのち)が共生する『楽農』の時代へ~】

 酪農学園大学は建学以来、常に北海道、そして日本の酪農の発展とともに歩んでまいりました。しかし現在、私たちの目の前にあるのは、過去の延長線上だけでは解けない難問です。担い手不足や高齢化、飼料高騰――これらが積み重なり、現場には「苦労」という重荷がのしかかっています。
 いまこそ、本学がその解決策を示さなければなりません。このたび始動する「農場・Renewプロジェクト」は、単なる施設の更新ではなく、これまでの酪農の常識を覆す新しい数式の提示です。
 それは、労働負担の大きい従来の「酪農」から、肉体的な「苦労」を引き算し、最先端のロボット技術やICTを活用した、知的で魅力あふれる『楽農』へと進化させる挑戦です。搾乳から給餌、清掃に至るまで、単純作業はロボットに任せる。そうして生まれた時間と余白で、人はデータに基づいた経営や、牛一頭一頭への細やかな観察、そして愛情を注ぐことに専念する――。
「ロボットが働き、人が愛する」。
 技術革新は、家畜の快適性(アニマルウェルフェア)を高めるためにこそあるのです。この新牛舎から、人と技術、そして生命(いのち)が調和した次世代のモデルを発信し、日本の食料生産を守り抜くこと。未来を担う学生たちと共に、この新しい『楽農』のスタンダードを創り上げること。それが、これからの酪農学園大学の使命です。

●髙橋俊彦(酪農学園大学 副学長 兼 FEDREC長)
【「手遅れ」をなくすために、僕はロボットと手を組む。
 ~聴診器だけでは聞こえない「牛の声」を、データで聴く。アニマルウェルフェアを実装する新しい獣医療~】

 現場で戦う獣医師として、正直に言います。牛の病気の多くは、「突然」起きているのではありません。牛はずっと前から、サインを出しています。食べる量が少し減る。動きが、ほんの少し鈍くなる。乳生産に影響が出る。
 けれど、人間がその小さな声に気づける余裕がない。365日休みなく続く過酷な労働のなかで、そのサインは、どうしても見逃されてしまうことがあります。そして私たち獣医師が呼ばれた時には、すでに手遅れになっている――。そんな悔しい現場を、これまで何度も見てきました。
 だからこそ、この「農場・Renewプロジェクト」は、労働力不足の解消ではありません。これは、アニマルウェルフェアを“理想”から“実装”へ変える取り組みです。 
 新牛舎で24時間稼働するロボットたちは、牛のわずかな変化をデータとして捉え続けます。 私たち獣医師は、その声をデータとして受け取り、「病気になってから治す」のではなく、「牛がつらくなる前に守る」予防獣医療に挑むことができます。 
 「楽農」とは、人が楽をすることではありません。作業から解放された人間が、牛一頭一頭の快適性に目を向けられる環境をつくること。牛にとって快適な環境は、結果として病気を減らし、農家の負担を減らし、獣医師の仕事を“治療”から“守る仕事”へ変えていきます。
 アニマルウェルフェアは、理念ではありません。現場で実装できて初めて、意味を持ちます。 
・牛が健康で 
・農家が笑顔で 
・獣医師が誇りを持って働ける 
 その中心にあるのが、アニマルウェルフェアです。ここから、新しい「臨床」を一緒に作りましょう。

施設・設備イメージ(Facility Image)
 新牛舎に導入予定の最新設備の紹介動画(デラバル株式会社の協力により提供)
・自動搾乳ロボット DeLaval VMS™V300
 https://youtu.be/Vql2T-K0qts
・自動哺乳ロボット① DeLaval カーフレールCFR100
 https://youtu.be/wip7jKZ9T_o
・給餌ロボット シャトルエコ
 https://youtu.be/lg-lnpfQGxA
・自動哺乳ロボット② DeLaval カーフフィーダーCF1000S
 https://youtu.be/Aab-eR8kTcE
・除糞ロボット マニュアコレクター
 https://www.youtube.com/watch?v=qqgiYyNkP0U

(参考)
・髙橋副学長が語る① ~酪農から楽農へ~ プロジェクトへの思い(2026.01.29)
 https://www.rakuno.ac.jp/43279.html
・髙橋副学長が語る② ~酪農から楽農へ~ プロジェクトへの思い(2026.02.06)
 https://www.rakuno.ac.jp/43286.html
・新牛舎新築工事の進捗状況について(Vol.1)(2026.01.14)
 https://www.rakuno.ac.jp/43075.html

●農場・Renewプロジェクト ―酪農を『楽農』の時代へ―(酪農学園大学HP)
 https://www.rakuno.ac.jp/43009.html

●酪農学園フィールド教育研究センター
 https://www.rakuno.ac.jp/outline/initiatives/farm.html

本件に関するお問い合わせ先

入試広報センター

住所
北海道江別市文京台緑町582番地
TEL
011-388-4158
FAX
011-388-4157
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koho@rakuno.ac.jp

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