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長野大学が「私のみらい選択」教育プログラムを展開 ― 三菱みらい育成財団「21世紀型教養教育プログラム」採択事業

長野大学が「私のみらい選択」教育プログラムを展開 ― 三菱みらい育成財団「21世紀型教養教育プログラム」採択事業
公立大学法人長野大学(長野県上田市)の提供する主権者教育プログラム「私のみらい選択」は、一般財団法人三菱みらい育成財団の令和7年度助成事業「カテゴリー4」(21世紀型教養教育プログラム)として採択されている。これは、同大がこれまでに展開してきた障害者を対象とした生涯学習「カレッジ長大」を発展させたもので、主権者教育や意思決定支援にかかる学習プログラム。障害当事者と学生が中心となり、行政・地域と協働して、主権者教育を通じて「正解のない問い」と「正しい選択」という本質を学び、DEI(多様性、公平性、包摂性)社会の実現をめざす。

 長野大学では、教育研究活動の大きな柱に「地域協働型教育」を置いており、上田市を中心とした地域社会における「地(知)の拠点」として取り組んでいる。
 こうした取り組みの一環として、18歳以上(学校卒業後)の障害者を対象とした「カレッジ長大」を展開。「大学・専門学校等における生涯学習機会創出・運営体制のモデル構築」をめざし、学生が主体となって障害者らに学習の場を提供してきた。令和5年度および令和6年度には、文部科学省「学校卒業後における障害者の学びの支援推進事業」の委託事業に採択されている。

 また、同大では「カレッジ長大」での実践を発展させた新たな教育プログラムとして「私のみらい選択」を設計し、主権者教育や意思決定支援にかかる学びに取り組んでいる。「私のみらい選択」プログラムは令和7年度に一般財団法人三菱みらい育成財団の助成事業(カテゴリー4:21世紀型教養教育プログラム)として採択されている。
 同プログラムでは、PBL(Project-Based Learning)の手法を用いたアクティブラーニングを通じて、若者の選挙に対する関心の低さや、障害者の投票所・選挙情報等にかかるさまざまなバリアといった、日常的に関心が向きにくく表面化しにくい社会課題に取り組む。学生は正解のない問いを通じて、成長していく。具体的には学生のプレゼンテーションと障害当事者の選択を通じて、意思決定の大切さ、伝わる言葉と伝わりにくい言葉を体験し、また、共通言語化への取り組みを通じて、DEI(多様性、公平性、包摂性)社会づくりに貢献することをめざしている。

 このプロジェクトの主担当教員である宮本秀樹教授(社会福祉学部)は「学生たちには、障害当事者にあわせて柔軟な対応を学び、共生社会実現に向け大学での学びを深めてほしい。今後は、障害の有無を超え、広くインクルーシブな社会実現のために学生たちと活動していきたい」とコメントしている。
 長野大学ではこれからも「カレッジ長大」「私のみらい選択」をはじめ、地域協働型教育に基づく取り組みを展開していく。

「カレッジ長大」「私のみらい選択」の活動例
 令和7年度「カレッジ長大」は、9月~12月に開講。ボッチャ大会やそば打ち体験、哲学カフェなどを実施したほか、「私のみらい選択」の学習会とワークショップも行った。
 「私のみらい選択・暮らし編」として、11月に上田市の「まるこ福祉会」、12月には小県郡長和町の「樅の木福祉会」でワークショップを実施。「目玉焼きにかけるもの」や「冬の代表的なイベント」等のテーマについて学生がプレゼンテーションし、障害当事者が投票を行った。
 また、今年2月には「まるこ福祉会」の協力のもと、「私のみらい選択・主権者教育編」として模擬投票を実施。学生らが架空の街「上ノ田市」の市長選挙の候補者として演説を行い、障害当事者が投票した。

・「カレッジ長大」「私のみらい選択」令和7年度年度の活動
 https://www.nagano.ac.jp/community_collaboration/region/college_nagadai/2025/

(参考)
●一般財団法人三菱みらい育成財団 採択事業ページ
【公立大学法人長野大学】
・障害当事者と学生・教員・行政・地域が協働して創る主権者教育(「私のみらい選択」)を通じて、DEI(多様性、公平性、包摂性)社会の実現を目指す未来志向型プログラム~「問いと選択」「弱さへのまなざしと共感」プログラム~
 https://www.mmfe.or.jp/partners/7950/

●「カレッジ長大」概要
 https://www.nagano.ac.jp/community_collaboration/region/college_nagadai/

本件に関するお問い合わせ先

長野大学地域づくり総合センター

TEL
0268-39-0007
E-mail
renkei@nagano.ac.jp

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