ページ上部

【香川大学】河森正治監督がつなぐ“いのちの循環”―万博モニュメントを活かした藻場構造物を海底へ キジハタの生態解明に新展開 調査領域を3.6倍へ拡大 ~河森正治監督をお迎えし、沈設と説明会を開催します~

【香川大学】河森正治監督がつなぐ“いのちの循環”―万博モニュメントを活かした藻場構造物を海底へ キジハタの生態解明に新展開 調査領域を3.6倍へ拡大 ~河森正治監督をお迎えし、沈設と説明会を開催します~
 本学副学長の末永慶寛教授は、平成24年度より、高松市庵治町鎌野地先海で安定した海中林の造成(藻場造成)に取り組んできました。令和7年度からは、プロジェクトリーダーを務める研究プロジェクト「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)地域共創分野・本格型」「資源あふれる豊かで持続可能な瀬戸内海創生拠点」において、藻場造成の取組みをさらに推進するとともに、同海域にてバイオロギング(※)を活用したキジハタの藻場利用状況の調査を実施しています。
 このたび、当該海域において、令和7年度の調査範囲よりも広域となるエリアに、データ発信機を腹腔内に装着したキジハタを放流するとともに、受信機を取り付けた藻場造成構造物10基を新たに設置し、バイオロギングを活用した調査を実施します。これにより、調査範囲は令和7年度と比較して約3.6倍に拡大します。
 また、今後の水温上昇への対応を見据え、従来よりも水深の深い場所に構造物を設置します。
 さらに、設置する構造物のうち2基については、大阪・関西万博「いのちめぐる冒険」パビリオンで使用されたモニュメントと藻場造成構造物を組み合わせて沈設します。これにより、藻場造成機能に加え、魚類の蝟集効果との相乗効果が期待され、新たな価値創出につながるものと考えられます。

【沈設作業の概要】
 日 程:令和8年7月22日(水)~23日(木)
 場 所:高松市庵治町鎌野地先海域
 (注意)天候や海象などの事情により、中止や内容変更等となる場合があります。

 なお、現場での取材は、河森正治監督をお迎えし、次の時間・場所で開催いたします。
(受付後、沈設場所へご案内いたします。)
 日 時:令和8年7月22日(水) 沈設:12:30~13:00 説明会:13:00~13:30
 場 所:香川大学芸術未来研究場せとうち1階(受付・説明会)
(〒761-0130 香川県高松市庵治町字高砂4511番地15)
高松市庵治町鎌野地先海域(沈設)
 出席者:株式会社Vector Vision 河森 正治(かわもり しょうじ) 様
香川大学理事・副学長(財務・施設・産官学連携担当) 国分 伸二(こくぶ しんじ)
香川大学副学長(研究・産官学連携・特命担当)/教授 末永 慶寛(すえなが よしひろ)

(※)バイオロギングとは、野生動物に行動記録計(データロガー)やGPS装置などの機器を取り付け、動物自身の生態や周囲の環境情報を記録する手法です。本プロジェクトでは、キジハタの腹腔内にデータ発信機を取り付けて、そのデータを海底に設置した複数の受信機で受信することで、行動を調査しています(この方法をバイオテレメトリーといいます)。

【設置する構造物】
① マリンマッシュ+万博フレーム × 2基
② トリトンブロック × 4基
③ 消波ブロック+藻礁 2t × 4基

【河森正治監督プロデュース シグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」の概要】
 EXPO2025大阪・関西万博 テーマ事業「いのちを育む」のシグネチャーパビリオン〈いのちめぐる冒険〉は、アニメーション監督・メカニックデザイナー・ビジョンクリエーターである河森正治氏がプロデュースした施設です。
 本パビリオンは、海水で練られたコンクリートパネルを用いた立方体がランダムに積層し、その間を巡る構成となっています。建築は、構造体(セル)を最小単位としており、多様なセルが集合することで、あたかも多様な命を育む礁のような空間を形成しています。
 この建築には、海水を原料とする新素材が活用されており、以下の特徴を有しています。
・建築かつ展示の空間単位であるセルは、一般的な真水コンクリートではなく、海水を用いたコンクリートパネルで構成されていること
・緊張材として鋼線の代わりに炭素繊維ケーブルを採用することで、真水ではなく大阪湾の海水を使用したコンクリートが可能となり、耐久性の向上など多くの革新性を実現していること
 これにより長寿命化されたコンクリートパネルと、海上輸送コストの低減が可能な鉄骨構造ユニットは、万博会期終了後のリユースやリパーパスの可能性を大きく広げるものとなっています。パビリオンチームは、この循環的な発想を「いのちの循環」と位置付け、計画を行いました。
 このたびの本学の沈設は、「藻場から始まる資源あふれる豊かな瀬戸内海の創生」の取組みとして、この「いのちの循環」のバトンを受け継ぐものです。

河森正治監督
【河森正治監督のプロフィール】
アニメーション監督、企画、原作、脚本、映像・舞台演出、メカニックデザイナー等を手がけるビジョンクリエーター。
慶応義塾大学在学中に原作者の一人として携わったTV アニメーション『超時空要塞マクロス』、そこに登場する三段変形メカ、『バルキリー』のデザインも担当。
劇場作品『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』で23歳の若さで監督に抜擢される。『マクロス』シリーズ以外にも『地球少女アルジュナ』、『アクエリオン』シリーズ、メカニックデザイナーとして、『機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー』、『攻殻機動隊』、『サイバーフォーミュラ』、『アーマード・コア』、ソニーのエンターテインメントロボット“AIBO”『ERS-220』、日産デュアリスCM メカ『パワード・スーツ デュアリス』、ソニースマートウォッチ『wena』のデザインをするなど幅広く活動。2025 年大阪・関西万博のテーマ事業プロデューサーを務める。

(参考URL)
●河森正治公式サイト 大阪・関西万博特設ページ
https://shojikawamori.jp/expo2025
●いのちの礁
https://shojikawamori.jp/expo2025/architecture
●株式会社Vector Vision
https://vector-vision.com
●河森正治 Official Web Site
https://shojikawamori.jp

【共創の場形成支援プログラム概要(香川大学)】
共創の場形成支援プログラム概要(香川大学)
共創の場形成支援プログラムホームページ
https://www.coinext-kagawa-university.com/

本件に関するお問い合わせ先

香川大学共創プロジェクト推進室

森岡

TEL
087-832-1317
FAX
087-832-1319
E-mail
kyousou-h@kagawa-u.ac.jp

添付資料