能登復興の象徴「和倉御便殿」の未来を考える「和倉御便殿」修復・保存プロジェクト。日仏の専門家らが修復方針と震災復興における活用を協議
和倉御便殿は、明治42年(1909年)、大正天皇の和倉行啓に際して建設された皇室建築であり、現存する国内唯一の御便殿として高い歴史的・文化的価値を有しています。令和6年能登半島地震の影響を受けた和倉地域において、その修復は貴重な文化遺産の保存だけでなく、地域の復興と活性化を象徴する取り組みとして期待されています。
当日は、文化財建築の修復・保存を専門とする日本とフランスの研究者・技術者、ワールド・モニュメント財団関係者、設計・施工関係者、和倉温泉観光協会関係者らが参加し、文化財建造物修理に関する日仏それぞれの知見や事例を共有します。そのうえで、和倉御便殿の修復・保存の方向性を検討するとともに、地域資源としての活用方策について議論を深めます。
【開催概要】
「和倉御便殿」修復・保存プロジェクト
和倉御便殿修復保存における日仏木造建築技術指導と技術交流
日時:2026年10月28日(水)14:00~17:00 (取材可能時間:14:00~17:00)
会場:和倉温泉お祭り会館 (石川県七尾市和倉町2部13番地1)
主な参加者:
• 金沢工業大学 建築学部
山崎幹泰教授
佐藤弘美准教授
勝原基貴講師
• I2M lab (Institut de Mécanique et d’Ingénierie, University of Bordeaux/フランス・ボルドー大学の研究機関)
Philippe Galimard氏
Jean-Luc Coureau氏
• ワールド・モニュメント財団(WMF)
Hunghsi Chao氏
Azby Brown氏
• 修理工事関係者(設計)
森本英裕氏(レトロフィット合同会社 代表)
望月颯希氏(レトロフィット合同会社)
• 和倉温泉観光協会
• 通訳案内士(フランス語)
山崎奈津子氏
内容(予定)
• 和倉御便殿修理工事に関する現状報告
• 日仏における文化財建造物修理の考え方・事例紹介
• 今後の修理方針に関する意見交換
• 和倉地域の震災復興における和倉御便殿の活用方法の検討
和倉御便殿について
御便殿は、天皇や皇族が地方へ行幸・行啓された際に利用された休憩・宿泊施設です。使用後に解体される例が多い中、和倉御便殿は現存する国内唯一の事例として知られています。現在は、本殿部分が青林寺客殿、供奉殿部分が信行寺書院として移築保存されています。
本件に関するお問い合わせ先
金沢工業大学 広報課
- 住所
- 石川県野々市市扇が丘7-1
- TEL
- 076-246-4784
- FAX
- 076-248-7318
- koho@kanazawa-it.ac.jp