甲南女子大学図書館 貴重書展「上方・パリのお洒落くらべ」– 19世紀出版、日・仏の歴史的資料を一般無料公開 — 女子学研究の米澤泉教授によるトークショーも
■甲南女子大学図書館所蔵「上方浮世絵」について|京都市下京区の旧家の蔵から発見され、平成8年に本学図書館が購入した715 枚の大判錦絵の浮世絵で、665枚が役者絵、50枚は美人・風景・玩具絵などである。文化7年(1810)から文政12年(1829)に上方で版行されたもので、他からの混入がない純度の高い蒐集である。旧蔵者が頻繁に見ていたため手擦れが多いが、紫や桃色など退色しやすい色が鮮やかに残っており、ここにしか現存が確認できない貴重な作品も多い。
■甲南女子大学図書館所蔵「ジュルナル・デ・ダム・エ・デ・モード」について|1797年にパリで創刊されたモード誌であり、美しいファッション・プレートが挿入されている。1839年の終刊までの全てを製本した83巻が本学図書館に所蔵されている。ジョンゲ子爵の蔵書をポザ公爵が買い取り補充したものという。19世紀はヨーロッパにおけるモード誌の全盛期であり、そのスタイルの確立に大きくかかわった先駆的な雑誌として知られている。当時のモードの変遷とともに、社会的背景を読み取ることができる貴重な資料である。全てが揃っているという点も特筆に値する。
また、大学ならではの取り組みとして、貴重書の展示とあわせて、ファッション文化に精通する本学教員の解説が楽しめるトークショーも開催します。プレゼンターは、ファッション文化論・化粧文化論・女子文化論を専門とし、朝日新聞の連載コラム「おしゃれ旬評」やYahoo!ニュースのオーサー、コメンテーターなども務める米澤泉教授(人間科学部 文化社会学科)です。
(1)2022年度 甲南女子大学図書館 貴重書展「上方・パリのお洒落くらべ」
2022年10月24日(月)~28日(金)12:30~16:10
(2)貴重書展特別トークショー
2022年10月28日(金)13:30~14:15
※両日とも内容は同じ
・対象
・入場料
無料
・申込み
不要
【参考・関連リンク】
甲南女子大学図書館では、『シェイクスピア戯曲全集』初版(ファースト・フォリオ)や『源氏物語』の古写本など、国内外の貴重書を収集し所蔵している。貴重書は、学生の学びに活用されているほか、毎年秋に開催する貴重書展で一般無料公開するなど、社会貢献活動にも役立てられている。
▽貴重書ギャラリー(甲南女子学園 公式Webサイト)
▽図書館(甲南女子大学図書館オリジナルサイト)
https://opac.lib.konan-wu.ac.jp/
<教員プロフィール>
米澤 泉(よねざわ いずみ)。甲南女子大学人間科学部文化社会学科教授。専門は女子学(ファッション文化論、化粧文化論など)。扱うテーマは、コスメ、ブランド、雑誌からライフスタイル全般まで幅広い。著書は『おしゃれ嫌いー私たちがユニクロを選ぶ本当の理由』『「くらし」の時代』『「女子」の誕生』『コスメの時代』『私に萌える女たち』『筋肉女子』など多数。
▽教員情報(甲南女子大学 公式Webサイト)