一週間で被験者全員のコラーゲン密度が上昇。酒風呂入浴と日本酒の旨味成分α-EGで調理した食事摂取で速効性と継続性が明らかに。金沢工業大学白山麓キャンパス 比咩の湯での実証実験結果
実験では普段からの日本酒飲用の有無にかかわらず、1週間でコラーゲンの増加効果が現れたという速効性と、その後もコラーゲン密度が維持する継続性を確認。日本酒が飲めない方も、α-EGを高含有する調味料を使った食事の摂取で効果が期待できることもわかりました。尾関研究室では2017年9月、日本酒の旨味成分α-EGが皮膚真皮層のコラーゲン量を増やすことを世界で初めて学術的に実証しています。このたびの実験は、酒風呂入浴とα-EGで調理された食事を1週間楽しむことでコラーゲン密度が上昇することを明らかにしたもので、話題を集めそうです。
当実証実験は2020年1月24日から2月10日の期間で、金沢工業大学白山麓キャンパス内の比咩の湯(ひめのゆ)において、被験者9名(30~60代:男性5名、女性4名)を対象に、米沢電気工事株式会社が実施しました。
酒風呂試験は、浴槽500リットルに「すっぴん 酒風呂専用・原液 純米」を500ミリリットル(1/1000量)入れ、約5分から10分程度の入浴を6日間行いました。
・1月25日 なめこ丼(α-EG 1240mg)
・1月26日 おろしそば、鶏のうま煮(α-EG 2480mg)
・1月27日 なめこあんかけ、チャーハン(α-EG 1240mg)
・1月28日 鶏のうま煮、なめこの味噌汁(α-EG 2480mg)
・1月29日 卵あんかけうどん(α-EG 1240mg)
コラーゲンの測定は、皮膚の超音波画像を描出し、コラーゲン値を測定する装置(DERMA LAB COMBO)を用い、食事摂取の開始日から週単位で計測しました。
その結果、9名の平均で、0週目と比較して1週目で12ポイント、2週目で13ポイント、コラーゲンが有意に上昇し、普段からの日本酒飲用の有無にかかわらず、食事からのα-EGの摂取でのコラーゲンの増加効果の速効性と、終了後もコラーゲンスコアが維持する継続性が確認できました。
また被験者に行ったアンケートでは、「6日間を通して肌の変化を実感できましたか?」の質問に50%以上が肌効果を実感したと回答。普段から日本酒を飲まない方には調理に α-EGを高含有する調味料を使った食事の摂取での効果が期待できることもわかりました。
尾関教授は「この実験結果が日本酒復権につながることを期待しています。日本酒を召し上がらない方はぜひ日本酒由来の旨味成分α-EGを使った食事を楽しんでください。同様の効果が期待されます」と語っています。
今後は、この試験結果を踏まえて関連の商品開発を進め、比咩の湯、株式会社学侑社を通じて大学の食堂などで、α-EG入りのみりんを使用した食事メニューの提供することを検討しています。
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