大阪工業大学の小型人工衛星プロジェクト「PROITERES」がいよいよ宇宙へ~超小型人工衛星では世界初・電気推進ロケットエンジンでの動力飛行をめざす~
学生たちが2007年から開発に取り組んできた小型人工衛星「PROITERES」は一辺30センチの立方体で、最大の特長は電気エネルギーを使う「電気推進ロケットエンジン」を搭載していることである。
50キログラム以下の「超小型人工衛星」へのこのエンジンの搭載は世界初の試みで、衛星が地上からの指令を受けて自力で軌道を変えながら宇宙空間を動力飛行することをめざす。
また打ち上げ後は約半日後に衛星が発するモールス信号を受信して調整を行い、約3週間後から電気推進ロケットエンジンの実験、カメラ撮影などを行う予定。
※「PROITERES」は当初、8月16日に打ち上げの予定でしたが、インド側の諸事情により9月9日に変更となりました<天候等の事情により打ち上げ日時はさらに変更される場合があります>。
◆PROITERESの打ち上げ概要と仕様
〈1.打ち上げ日時〉
2012年9月9日(日)AM9:46 予定 <現地時間>
〈2.打ち上げ場所〉
インド宇宙研究機関(ISRO)
サティシュ・ダワン宇宙センター(Satish Dhawan Space Center: SDSC)
〈3. 打ち上げロケット〉
PSLV-C21(インドが打ち上げる極軌道衛星打ち上げロケットに搭載する)
〈4.PROITERESのミッション〉
1)電気推進ロケットエンジンによる超小型人工衛星では世界初の動力飛行を成功させる
2)高解像度カメラ(分解能30メートル)を搭載し、地球と宇宙の観測を行う
※特に大宮キャンパス周辺を飛行する時間(1日2回 <1回当たり約8分間>)を利用して、淀川流域を撮影し、環境観測を行うことを目指す
〈5.サイズ、重量〉
一辺30センチの立方体。重さ約14キロ
〈6.消費電力〉
10ワット (太陽電池)
〈7.推進装置〉
電気推進ロケットエンジン(パルスプラズマロケットエンジン)
〈8.搭載カメラ〉
衛星搭載用特殊高解像度カメラ
〈9.飛行高度〉
約670キロ (極軌道)
〈10.その他〉
これまで開発に携わった学生は延べ50人(学部生、大学院生)。
学生たちの専門性を生かすため、エンジン系、姿勢制御系、通信系、電源系、コンピュータ系、光学系、熱設計系、構造系の8つの分野で開発チームを構成。企業9社の協力、教員の指導のもとで開発に取り組んだ。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人常翔学園広報室(担当:井上、田中)
TEL.06-6954-4026
【大阪工業大学HP】 http://www.oit.ac.jp/