人気科目「坐禅」に1400人の学生が殺到――420年の歴史を刻む駒澤大学の宗教教育
2012年10月15日に開校130周年を迎える駒澤大学(※)は、曹洞宗立の大学として「仏教」の教えと「禅」の心を現代的教育に活かしていくことを建学の理念としている。起源である「学林」から数えると420年の歴史を刻んでおり、創設時の目的である「禅の実践」「仏教の研究」は、今もなお色濃く受け継がれている。
最初に設置された学部である「仏教学部」は、起源を引き継ぐ代表的な学部であるが、同大は建学の理念をさらに反映させ、全学共通科目(教養的科目)のひとつである宗教教育科目にも「仏教と人間」を設置。現在7学部17学科に成長した同大の全学生が履修する「必修科目」とした。この科目の修学目的は、仏教や禅の理解を深め、すべての学問の基盤としての人間形成を図ることにもつながること、そして「仏教」が与えた世界への影響および「仏教」とは何であるのかを探究していくことである。
さらに、宗教教育科目の選択科目として、「文化と宗教」「社会と宗教」「自然と宗教」「坐禅」があり、ほとんどの学生が履修することが可能となっている。特に「坐禅」は、抽選で履修者を決定するほどの人気科目で、今年度は4コマの枠(1コマ定員120人)に対し、1400人程の申し込みがあった。
また、同大キャリアセンターにおける講座においても「坐禅」を実施。在学生にユニバーシティーアイデンティティを認識させ、自らを見つめ振り返るきっかけとすることを目標としており、毎回好評を博している。
※駒澤大学の起源
駒澤大学の起源は安土桃山時代の1592年、日本禅宗のひとつ曹洞宗の古刹である江戸駿河台吉祥寺境内に新設された「学林」である。「学林」は禅の実践と仏教の研究、漢学の振興を目的とし設立され、吉祥寺の駒込への移転とともに、「旃檀林(せんだんりん)」と命名された。この「旃檀林」は、現在の駒澤大学校歌にも歌われ、同大の起源であることを物語っている。
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