共栄大学が第8回 共栄シンポジウムを実施 ― 社会理解・自己理解を深め、学生の視野と可能性を広げるキャリア教育
同シンポジウムは、学生らがその視野と可能性を広げられるよう、企業戦略や将来の方向性、業界におけるさまざまな働き方、仕事の意義等をテーマとして実施しており、第3回からは代表学生とパネリストとのディスカッションの機会も設けられている。
第8回となる今回は、アサヒロジ株式会社常務取締役の高森志文氏と、「ネガポジ先生」として知られる黒沢社会保険労務士事務所所長の黒沢一樹氏を迎えて開催。また新たな試みとして、異なる学部の学生同士が交流しながら自己理解を深めていくワークショップも組み入れて行われた。
【第1部】
第1部は国際経営学部および教育学部の2・3生を対象に、「サステナビリティの現状と企業の取り組み」をテーマとして実施。アサヒロジ株式会社常務取締役の高森志文氏を迎え、講演とパネルディスカッションを行った。
高森氏はこれまで、アサヒグループジャパン株式会社 執行役員 サステナビリティ推進部長 兼 アサヒユウアス株式会社 代表取締役社長として、アサヒグループ全体のサステナビリティ推進の責任者を務めてきた。
高森氏は、サステナビリティの現状について、アサヒグループの具体的な取り組みを交えて講演。サステナビリティは全世界で取り組むべき喫緊の課題であり、学生らも授業ですでに学んでいる。こうした中、実際に企業の先頭で取り組みを推進されている高森氏の話は臨場感に溢れ、理解を深める良い機会になった。
学生らは「環境ラベルのついた商品を探してくる」という事前課題に取り組んだうえで共栄シンポジウムに参加。環境ラベルとは、その商品やサービスが環境負荷低減に役立つかを示すマークであり、消費者にとって環境に配慮した商品を購入する目印ともなる。課題を通じて環境保全の活動を身近に感じ、さらに一人ひとりが環境を守るためにできる取り組みがあることを知る機会ともなった。
最後に、多岐にわたるキャリアを積んだうえで現在のポストに就いた高森氏が自身の仕事観について語った。「情報を集める」「飛び込んでみる」「好奇心を持つ」という高森氏の仕事観は、学生が今後の自身のキャリアを考える上で、とても示唆に富むものであった。
【第2部】
続いて、両学部の1年生を対象として第2部を実施。NPO法人若者就職支援協会の創業者であり、黒沢社会保険労務士事務所の所長を務める黒沢一樹氏を招き、「苦手を強みにネガポジ思考」をテーマに、講演およびワークショップを行った。
黒沢氏は「ネガポジ先生」として知られるキャリア・コンサルタントでもあり、これまでのさまざまな経験をもとに自ら編み出した「ネガポジ・メソッド」をカウンセリングやキャリア教育に応用している。
黒沢氏はまず、独自の「ネガポジ思考」についてレクチャー。黒沢氏のメソッドによるネガポジの定義とは、「ネガティブな事象からポジティブな事象を見つけるための思考法」「反対側や少数側から物事を考え、多面的な視点を持つための思考法」の2つを指す。ネガティブワードをポジティブワードに置き換えるという「思考の柔軟化」が、短所から長所への置き換えや、新たな強みの発見に繋がるというものであり、今後、学生が自身のキャリアを考える上でも重要な思考法にもなる。
続いてこの「ネガポジ思考」を実践するべく、同大創設以来初めての試みとなる「国際経営学部・教育学部合同のワークショップ」に取り組んだ。性別やコース等が異なる学生をはじめ、体育会の学生、留学生等を交えて、意図的にほぼ初対面となるようにチーム分けを実施。これまで関わりの少なかった学生らが5名程度のチームに分かれ、ワークショップを通して多様性を受容し合い、自己理解を深めていった。
ワークショップは、事前課題として各学生が考えていた「自分のネガティブな側面」をもとにグループ内で自己紹介。聞き手が「そのネガティブな側面をポジティブな表現に変換してあげる」という流れで行われた。
黒沢氏の「ネガポジ思考」は1年生にとって、今後の学生生活にはもちろん、日常生活においても大切な視点であり、学部を超えて共通に学んでいくべきものであるといえる。今まで見えない大きな壁であったものを超えて、笑顔で相互理解を深めている学生の姿が印象深かった。
「共栄シンポジウム」では、学生らの関心を高め、将来の自身のキャリアに対して早期から主体的に考える機会となるよう、常に学生目線を大事にしたプログラムを展開してきた。
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