東京工芸大学工学部工学科4年の熊坂憲広さんらが日本写真学会年次大会で学生優秀ポスター発表賞を受賞
この研究は、建造物や土地などを対象に、地上で入手した画像や点群データと上空から入手した画像や点群データを重ね合わせることで、外観と内部の構造を示す高品質な3Dモデルを構築可能かどうか、その妥当性を検討したもの。構築することが可能であれば、人の目には通常見えない特徴も高精度で抽出できることから、構築された3Dモデルを手にとることで、多角的な視点から直感的に建造物や地形の研究を行うことも可能になる。
今回の研究では、地上からデータを収集するハンディLiDARと、上空からデータを収集する高精度位置測位であるRTK-GNSS[衛星測位(GNSS)と地上の基地局より補正信号を受信し、位置精度を向上させる技術]を用いて、研究対象のスキャンが行われた。スキャンされた情報は、高密度点群(精度の高い多数の点の集まり)となり、データ変換することで構造物の3Dモデルが構築される。
なお、この発表には、2024年4月13日(土)~5月31日(金)まで神奈川県藤沢市で開催されたイベント「江の島国際芸術祭2024」で、同様の技術を用いて構築して展示した3D模型「江の島岩屋の洞窟3D造形」などの内容も含まれている。
この大会は、一般社団法人日本写真学会が主催し、写真およびそれに関連する分野の科学技術の進歩・発展を目的に、毎年開催されているもの。今年は、千葉大学の西千葉キャンパスを会場に対面とオンラインのハイブリッド形式で開催された。
指導を行った内田教授は、「この研究はもともと、情報コースで当研究室の先輩である栗崎駿さん(同大のドローン・サイエンス研究会研において無人航空機操縦士二等基本(国家資格)を最初に取得した学生)の卒業研究の結果を引き継いで発展させたものです。彼が連名発表者となり、後輩を指導してくれた賜物で、研究が継続的に発展し評価されたことを大変うれしく思っています」と話している。
■一般社団法人 日本写真学会
■2024年度-日本写真学会年次大会表彰受賞者
■東京工芸大学
東京工芸大学は1923(大正12)年に創設された「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、創設当初からテクノロジーとアートを融合した無限の可能性を追究し続けてきた。2023年に創立100周年を迎えた。
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