フェリス女学院大学コミュニケーション学科で「コミック『ゴールデンカムイ』で学ぶ多文化共生」を2023年度後期、2024年度前期に連続開講
■高田明典教授(文学部コミュニケーション学科:現代思想・メディア論・情報通信)コメント
コミック『ゴールデンカムイ』の監修者であり長らく千葉大学で教鞭をとられておられたアイヌ語・アイヌ文化研究の泰斗である中川裕先生に「コミック『ゴールデンカムイ』で学ぶ多文化共生」という科目を御担当いただけることになりました。コミック(漫画)を授業科目名に冠することには躊躇もありましたが、中川先生の御尽力により、出版社(集英社)からの許諾も得ることができました。本学科としては、「多文化共生」を考える素材として、『ゴールデンカムイ』が最適なものであると考えており、それを題材として「共生」を考える御講義を、中川先生にお願いしたという次第です。
さらに、2024年1月の『ゴールデンカムイ』の実写版の公開に伴い、これも無理をおして、「2023年後期」「2024年前期」の連続開講をお願いし、中川先生の御快諾を得ています。履修学生にとっては、『ゴールデンカムイ』実写版の記憶が十分な状態で当該講義を受けることにより、理解がさらに深まることを期待して、急遽、開講期を変更しました。学生にとっても、また、私たち教員にとっても、興奮せざるをえない御講義を、頂戴しています。
■「コミック『ゴールデンカムイ』で学ぶ多文化共生」授業の概要
「アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 」(集英社新書)をテキストに、日本の先住民族であるアイヌの歴史・文化を学び、日本およびその周辺の他民族性について基本的知識を得ること、共生の考えを理解できるようになることを到達目標とします。学生は、毎回の授業内容に関する意見を提出し、次回の授業でフィードバックを受けることができます。
■授業計画(2023年度後期シラバスより抜粋)
第1週 野田サトル『ゴールデンカムイ』の概要
第2週 20世紀初頭を中心としたアイヌの歴史的状況
第3週 カムイとは何か―アイヌ民族の伝統的世界観
第4週 狩猟に対する考え方―人間はなぜ他の動物を殺して食べて良いのか?
第5週 狩の技術–理念と現実の技術的な工夫
第6週 アイヌの食文化―オハウ、チタタㇷ゚、ルイペ。山菜の保存と利用法。
第7週 アイヌの衣文化―樹皮衣と木綿衣
第8週 山と海の文化―アイヌ文化自体の多様性
第9週 川漁と海漁–さまざまな漁具の工夫
第10週 信仰の世界―巫術とはどのような考え方か?
第11週 樺太アイヌの文化―北海道とは異なるもうひとつのアイヌ文化
第12週 樺太アイヌの文化―その歴史と大陸との関係
第13週 ニヴフ・ウイルタの文化―アイヌ以外の日本の隣人たち
第14週 北方から見た日本史–アイヌを軸にして日本列島の歴史を見るとどうなるか?
(文学部コミュニケーション学科)
「先住民族の言語・文化と共生」(中川裕講師)、「多文化社会の人間学」(藤巻光浩教授)
(音楽学部音楽芸術学科)「日本音楽通史」(谷口昭弘教授)
(文学部日本語日本文学科)「日本語の意味と語彙」(吉田雅子講師) ■ゴールデンカムイ公式サイト
https://youngjump.jp/goldenkamuy/
■映画「ゴールデンカムイ」公式サイト
https://kamuy-movie.com/
■公式Webサイト https://www.ferris.ac.jp/
■公式Instagram https://www.instagram.com/ferrisuniv/
(学生広報スタッフの協力を得てキャンパスライフを紹介しています)
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