大阪成蹊大学 芸術学部の辰巳清准教授が携わった展覧会がスウェーデン国内において年間で最も優れた展覧会に贈られる「エキシビション・オブ・ザ・イヤー2021 」を受賞しました
同准教授は、2009年より10年間、東京のアミューズミュージアム(2019年に閉館)で館長を務め、民俗学者田中忠三郎が収集し、同館で展示されていた作品(BOROコレクション)を閉館後に継承いたしました。
BOROコレクションとは、ぼろ、襤褸のことで江戸期~昭和期の日本の農民が着用していたツギハギだらけのボロ着物のことで、それらの作品約100点と同准教授が執筆した解説文一式を貸し出し、リモートで展示監修を行いました。
また、本展覧会はスウェーデン出身の世界的デザイナーである「TAF STUDIO(プロダクトデザイナー)」が展示デザインを担当し、「Banker Wessel(グラフィックデザイナー)」がビジュアルデザインを担当しました。
【主催者であるSveriges Museer(スウェーデン美術館協会)について】同協会のHPより抄訳
スウェーデン美術館協会は、全国の大小の美術館を対象とした非営利の業界団体で、スウェーデンの美術館を代表しています。 私たちは、専門家によるサポート、ネットワーク、コンピテンスセンター、コミュニケーションの形で会員特典を提供し、美術館の社会への関心を促進します。毎年、スウェーデンのICOM(国際博物館会議)とともに、さまざまな地元のホストミュージアムとともに、エキシビション・オブ・ザ・イヤー賞を授与しています。 この国の美術館は、通常、映画館に行く人よりもはるかに多く、2800万人を超える訪問者を集めています。美術館はスウェーデン全土にあり、ユニークなコレクションで互いに異なります。非常に小さな美術館でも約1500あります。私たちは、この多様性を強みであり資産と見なしています。
▼受賞作品を発表する同協会からのプレスリリース記事(スウェーデン語)
https://www.mynewsdesk.com/se/varldskulturmuseerna/pressreleases/oestasiatiska-museet-vinner-aarets-utstaellning-2021-med-boro-noedens-konst-3178702
【 審査員によるBORO – The Art of Necessity 選定理由】同協会のHPより抄訳
展覧会を制作する上で最も難しいことのひとつは、内容からデザインに至る明確な共通項によって、語られていないことからさえも意味や関連性を生み出すことである。BORO展は、過去と現在、伝統的な手仕事と現代的なデザインを巧みに組み合わせ、繊細な相互作用の中で互いを引き立て合わせており、またそれらのすべてが、美しく、かつ機能的なフォルムに収められている。
この展覧会には世界的に通用する深みや質の高さが滲み出ている。展覧会制作に携わるすべての人にとっての模範となりインスピレーションの素となり得る。制作に関わるすべてのプロセスを考え抜いて実行したことが、展覧会というメディアを新たな高みへと導いたことがよくわかる。
本賞の審査では31の応募の中から3展を最終選考に残した。最終選考では、物語/ドラマツルギー(社会学的観察方法のひとつ)、デザイン、観客へのアピール、展示手法に焦点を当て、展覧会というメディアを最もよく発展させている「BORO- The Art of Necessity」を最優秀賞に選んだ。栄誉を称える。
【大阪成蹊大学 芸術学部について】
大阪成蹊大学 芸術学部は8つの専門的なコースを擁し、社会から求められるものに対して、周囲とコミュニケーションを図りながら共同してモノづくりが行える人材の育成を目標としています。現役のクリエイターとして活躍する教員を多数擁し、企業や自治体と連携した学びを多く展開しています。
本件に関するお問い合わせ先
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