東京工芸大学 芸術学部ゲーム学科 山根雄飛さんが日本最大のゲーム開発者会議「CEDEC2025」においてインタラクティブセッション オーディエンス賞で1位を受賞
山根さんは、ゲームデザイン教育を目的に独自開発した対戦3Dビデオゲーム「Hand Heads」を活用し、「体験から逆算してゲームデザインを学ぶ」という、教育プログラムを発表した。
「Hand Heads」は、じゃんけんと鬼ごっこのルールを組み合わせた2vs2対戦の3Dビデオゲーム。プレイヤ―はゲームプレイを行いながら、その都度ルールを変更し、プレイを繰り返すことで体験デザインの考え方を学ぶことができる。ゲームのルールやカメラ、キャラクターの動きや操作などの設定をプログラミングなしで自由に変更し、すぐにプレイして体験を確認できることが特徴である。
会議では、山根さんによる教育プログラムの狙いの解説や、「Hand Heads」を活用した企業研修の実践結果をまとめたポスターの展示発表も行われた。
山根さんは「本プロジェクトでは主にプログラムを担当しました。授業で学んだUnreal Engineの基礎と制作フローが、ルール変更機能やゲームロジックの実装に直結しました。現在は卒業研究として『Hand Heads』のプレイログを収集・可視化する分析ツールを開発しており、プレイヤー自身がプレイを客観視し、振り返りと改善につなげられる仕組みづくりに取り組んでいます」と話す。
東京工芸大学ゲーム学科は、2010年4月に芸術学部に設置された。
入学初年度から学生一人ひとりの志向に合わせて「企画」・「デザイン」・「プログラム」の3分野に分かれ、共通の概念や、各分野の基礎となる技術を学ぶ。2年次には、3分野合同のチームを組んでゲーム制作を行う。制作の過程でゲームのアイデア出しから完成までのゲーム制作の実践を全うし、プロの制作現場同様、コミュニケーションやスケジュール管理などの総合的な能力を養いながら、共に学ぶ学生たちと経験を積み重ねていく。また、客観的批評や評価に向き合い、学生がクリエイターとして自立することを目的に、学内外での成果物展示を積極的に行っている。
東京工芸大学は、テクノロジー(工学)とアート(メディア芸術)を融合し、新たな価値の創造を目指す同大ならではの教育・研究をこれからも続け、多彩な人材を輩出し続けるよう一層努力していく。
【URL】 https://cedec.cesa.or.jp/2025/interactive/
■「Hand Heads」共同研究・開発者
・山根 雄飛/小川 聖矢/高柳 直温/Zhong Ningmou/ユウ ウカン/佐瀬 あい子
・指導教員:中村 隆之教授
■東京工芸大学 芸術学部ゲーム学科
ゲームを学問としてとらえ、技術面はもちろん文化や教養など幅広い知識を身につける。3Dプリンターやモーションキャプチャースタジオなど最先端の制作環境と、学生一人ひとりの志向に合わせて「企画」「デザイン」「プログラム」といった3つの専門分野を追求できるカリキュラムを持つ。「未来の遊びを創造する」をテーマに、ゲームクリエイターの教員達が世界で通用する人材を送り出している。
■東京工芸大学
東京工芸大学は1923(大正12)年に創設された「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、創設当初からテクノロジーとアートを融合した無限の可能性を追究し続けてきた。2023年に創立100周年を迎えた。
【URL】 https://www.t-kougei.ac.jp/
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