キャリアの多様性と社会正義について学ぶ 成城学園高校生と成城大学生・大学院生が灘中学生とオンライン意見交換会を実施 テーマはホームレス・生活困窮と社会問題
灘中学校では公民科池田拓也教諭が、地域と関係したテーマで探究型授業を行っており、中学3年生184名がグループ研究を行っています。成城学園高等学校では、青柳圭子教諭による選択科目「SDGsで未来を考える」を開講し、生徒30名が個々に問題を提起しています。
また、灘中学校と成城大学は、「ビッグイシュー」(ホームレスの自立支援事業)による出張授業を行うなど、教育実践において共通点があることから、これまで教員間で数回の議論を重ね、今回の実施に至りました。
希望して参加した生徒・学生(計16名)からは、「このような問題は、社会を共に生きる仲間が一緒に考えていく必要がある」「私たちは炊き出しへの参加ができなかった。実体験や生の声を聴くのは非常に重要だと思った」「今回のように発表し議論するという場がなければ、活動で得られた知識は自分の中に蓄積されないまま風化しただろう。インプットしたものをアウトプットして定着させることの重要性を再認識した」などの声が聞かれました。
成城大学では、学校生活のみならず生涯を通したライフ・キャリアにおいて、自他の多様な生き方を尊重する人材の育成を目指し、今後もこのような場を設けていく予定です。
・灘中学校:「公民科」 3年生9名、池田拓也教諭
・成城学園高等学校:「SDGsで未来を考える」 3年生2名、青柳圭子教諭、小西聡教諭
・成城大学:「キャリアの多様性と社会正義」 大学生4名、大学院生1名、経済学部教授 山重芳子、キャリアセンター 特任教授 勝又あずさ
・灘中学校
隠れホームレスを減らすには~家はあるけどホームレス~、ホームレス状態になる前にどう防ぐべきか
・成城学園高等学校
SDGsにおけるアートの可能性、SDGsにおける教育格差問題
・成城大学・大学院
ホームレスと女性の貧困、ホームレスと引きこもり、ホームレスと社会的孤立、ホームレスとメンタルケア
<参加者からの声>
・地域も学校・学年も性別も異なる人が集まり、社会問題について討論する機会は今後も必要である。次は対面でこのような機会を設け、様々な人の意見を聞きたいと強く思った。
・一人ひとりに出来ることは現実的に限られています。政治家にでもならない限り、不条理な社会のしくみを大きく変革することは難しいかもしれません。それでも私は、みなさんと一緒に考えたこの時間に、非常に大きな意義があったと思っています。世の中に向かって声を上げるには、根気強さと信念が必要です。これは、皆が皆、できることではありません。自分ではない誰かのために悩み、考え、語らいあうことのできる素敵な仲間がいるということを、私はとても誇らしく思います。信念が打ち砕かれそうになった時、己の正義を貫くことがしんどくなった時、そうだ、同じような志を持つ人がいるのだ、と奮い立たせてくれる日がいつかやって来るはずです。
<主催者より>
キャリア教育、キャリア支援、就職活動支援の3つの柱を有機的に連携させ、学生のキャリア形成支援を行う組織です。そのほかにも、学園内各校とのキャリア教育連携や、卒業生や社会(企業)、他大学とも連携をとりながら、総合的なキャリア形成支援を行っています。
また、本センターでは、就職活動に関するガイダンス、セミナーや講座、少人数制ミニ講座、個別相談など、学生の学業や将来に関するさまざまな支援を行っています。
本件に関するお問い合わせ先
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