【国連SDGsの目標7と目標11の達成に貢献】脱炭素を志向した電熱エネルギーのシェアモデルを構築するとともに、排熱や風力、人力による発電設備を新たに導入。 — 金沢工業大学
「使う」については、TDKラムダ株式会社(東京都港区)の支援のもと、コテージ1戸で進めていた直流電力および熱のエネルギーマネジメントの実証実験を2戸のコテージに拡大しました。これにより電熱の組み合わせによるエネルギーの効率的シェアモデルの実証が可能となります。
さらにバイオマスボイラーによる温水を、本年10月に白山麓キャンパスに設置した高品質いちご研究圃場に接続し、供給を開始しました。従来、ハウス栽培では冬場の暖房設備として重油ボイラーが使用され、コストとともに温室効果ガスの排出が課題として指摘されていました。これに対し、カーボンニュートラルであるバイオマスの排熱を暖房として利用することで、農業分野における脱炭素化の検証実験も可能になりました。
小エリアでの直流(DC)給電網は、交流による外部電源の停電時においても、一瞬たりとも停電しないことが実証されており、国連SDGsで目指す再生可能エネルギーの拡大(目標7)や災害に強靭なまちづくり(目標11)にも貢献するものです。
【各装置の概要】(写真の添付あり)
・人力により直流発電(回生)が可能な電動自転車を新たに導入し、直流電力網に接続。1時間漕いで100Whの電力量が得られる
・白山麓キャンパス内のコテージ。第3段階では2戸のコテージを再生可能エネルギーによる直流電力網でつなげる
・令和元年10月に白山麓キャンパスに設置された高品質いちご研究圃場。冬場の暖房をバイオマス発電の排熱を利用することで、農業分野における脱炭素化の検証実験も可能になる
これまで白山麓キャンパスでは太陽光発電と蓄電設備を再生可能エネルギーに最適な直流(DC)給電網でつなぎ、実際に被験者が試験的に住むコテージで実証実験を行ってきました。またコテージで蓄電した電力をEV(電気自動車)で運ぶ仮想配電線としての検証実験も進めています(第1段階:平成30年4月より)。
さらに地元産木材チップを使ったバイオマスボイラーを平成31年2月に導入し、スターリングエンジンを使って発電された電力を直流(DC)給電網に直接接続。太陽光発電とバイオマス発電によるベストミックスでコテージに電力を供給するとともに、バイオマスボイラーから回収した温水により、コテージの暖房に有効利用しています(第2段階:平成31年2月より)。
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