大妻女子大学の青江誠一郎教授らによる研究で、ユーグレナグラシリスEOD-1株に含まれるパラミロンのメタボリックシンドロームに対する予防効果について世界で初めて検証
このたびの共同研究では、ユーグレナグラシリスEOD-1株に含まれるパラミロンがメタボリックシンドローム関連指標(※2)に与える影響について検証。その結果、パラミロンの摂取量に応じて糖代謝や脂質代謝が改善される可能性が示唆された。
◆論文内容
【タイトル】Effects of paramylon extracted from Euglena gracilis EOD-1 on parameters related to metabolic syndrome in diet-induced obese mice
(食餌性肥満モデルマウス(※3)のメタボリックシンドローム関連指標におけるユーグレナグラシリスEOD-1株由来パラミロンの効果)
【概 要】
本研究では、ユーグレナグラシリスEOD-1株に含まれるパラミロンがメタボリックシンドローム関連指標に与える影響について検証した。
マウスを3つのグループに分け、「高脂肪食(Control)」「高脂肪食+パラミロン低用量(2.5%PM)」または「高脂肪食+パラミロン高用量(5%PM)」を与えて飼育し、経口糖負荷試験(※4)や血中コレステロール、臓器重量等を調べた。
その結果、パラミロンの摂取量に応じて血糖値の上昇が抑制され、血中LDL-コレステロールや腹腔内脂肪重量が低下した。
さらに、肝臓の遺伝子を調べたところ、パラミロン摂取により脂質代謝を調節する主要調節遺伝子(PPARα(※5))の発現上昇による脂肪酸分解の促進が認められた。
以上の結果より、ユーグレナグラシリスEOD-1株由来パラミロンの摂取量に応じて糖代謝および脂質代謝が改善される作用が認められた。
今後もユーグレナグラシリスEOD-1株に含まれるパラミロンの作用の詳細なメカニズムの解明を目指す。
【掲載情報】
『Nutrients』(Nutrients2019,11(7),1674; https://www.mdpi.com/2072-6643/11/7/1674 )
(※5)PPARα
ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体αのこと。肝臓などに発現しており、脂肪酸の燃焼(β酸化)に関わっている。近年、体脂肪を減らす食品の開発で注目されている。
▼本件に関するお問い合わせ先
大妻女子大学 広報・入試センター 広報・募集グループ
TEL:03-5275-6011
株式会社神鋼環境ソリューション 総務部
TEL:078-232-8018