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学習院馬術部、豊島区の心身障害児童対象に「馬とふれあう会」を開催

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120年を超える歴史を誇る学習院馬術部では、平成12年より毎年、豊島区障害者福祉課との連携事業として、心身に障害を持つ子どもたちを対象に「馬とふれあう会」を開催。「ホース・セラピー」を実践するとともに、生徒・学生たちにとっても心のふれあいや地域貢献の大切さを体験する貴重な機会となっている。

 学校法人学習院(東京都豊島区)馬術部(監督・岡部長忠(OB)、部員数・約50名)は、豊島区障害者福祉課との連携事業として、5月12日、院内の馬場において「馬とふれあう会」を開催した。

 この事業は、学習院の馬術が始まって120年となった平成12年を機に、地域社会に少しでも貢献したいとの思いから、馬術部部長の川嶋辰彦・大学経済学部教授(専攻・計量経済学)他の発案により始められたボランティア活動だ。馬術部OB、OGの会である桜鞍(おうあん)会会員と、現役の学習院馬術部員(高等科生徒、女子大・大学学生)が中心となって、豊島区の心身に障害を持つ子どもたちに、馬とのふれあいや乗馬を楽しんでもらおうという趣旨の会で、毎年1回または2回開催され、平成13年に続き今年も豊島区より感謝状が贈られている。

 “乗馬による心身の健康の回復と維持”という療法は、日本ではまだ始まったばかりだが、欧米ではすでに「ホース・セラピー」と呼ばれ確立している。最初は馬を怖がり、乗るのも嫌がる子どももいるものの、慣れるに従って自然に笑顔も見られるようになり、直接ニンジンを食べさせることもできるようになる。そんな子どもたちの世話をしながら、馬術部の生徒・学生にとっては、乗馬の楽しさを教えられる喜びや、地域貢献の大切さを身をもって体験できる貴重な場ともなっている。

▼本件に関する問い合わせ先
 学校法人学習院 総合企画部広報課
 担当:青崎、天野
 TEL 03-5992-1008
 E-mail koho-off@gakushuin.ac.jp

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