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学習院、伝統の「沼津海浜教育」のための木造和船を新造し、進水式を行う

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学習院で120年以上続く伝統行事、沼津の水泳訓練。海上で子供たちを見守る教員、OB・OGを乗せる和船1艘が新造され、7月20日に進水式が行われた。

 沼津游泳場は静岡県沼津市島郷の海岸、沼津御用邸記念公園に隣接する白砂青松の地の林間に14棟、140名を収容する学習院の臨海教育施設。学習院初等科の6年生は、夏休みの初めにこの古い木造家屋で蚊帳を吊り、布団を上げ下ろしして4泊5日を過ごしながら、2キロの遠泳に挑戦する。

 泳ぐ子供たちを監視する船6艘は、すべて木造の和船。このたび1艘が新たに造られたが、船大工の後継者がいないこともあり、沼津では最後の木造和船になるだろうと言われている。

 今年の水泳訓練は、30日までの予定で実施中。明治13(1880)年に隅田川の中州で始まり、明治45年からは沼津で行われている伝統行事の水泳指導には、教員とともに「学習院沼津游泳会」に所属する先輩たちがあたる。

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